TPPは、
環太平洋戦略的経済連携協定または、
環太平洋パートナーシップ協定
(Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement
または単に Trans-Pacific Partnership)と言います。
環太平洋地域の国々による経済の自由化を目的とした
多角的な経済連携協定 (EPA) です。
TPPは、2005年6月3日に、シンガポール、ブルネイ、
チリ、ニュージーランドの4か国間で調印し、
2006年5月28日に発効しました。
2011年、アメリカ、オーストラリア、マレーシア、
ベトナム、ペルーが加盟交渉国として、
原加盟国との拡大交渉会合に加わっています。
9か国による拡大交渉は、
2011年11月12日に大枠合意に至り、
2012年内の最終妥結を目指しています。
日本の野田総理大臣は、2011年11月11日に
「交渉参加に向けて関係国との協議に入る」
と表明しましたが、
拡大交渉会合への参加は許可されず、
交渉会合中の情報共有や協議には
応じない方針が明らかにされています。
2012年11月12日の会合から
カナダとメキシコが
正式な加盟交渉国に加わりました。
今後、日本がTPPに参加すると
どうなるのでしょうか?
まず、TPPのことを知りましょう。
◆TPPの事を分かりやすく説明しているHPです
【TPPから日本の食と暮らし・いのちを守るネットワークのHP】
【JA全中の指摘する問題点】
【医師会が指摘する問題点のポスター】
◆TPPに関する動画です
【サルでもわかるTPP】
【知らないとヤケドするTPP】
【アメリカ市民団体がTPPについて報道】
ギリシャの財政不安のニュースに、
「大変だなぁ」と見ていましたが、
日本の財政状況は、ギリシャ以下で、しかも、
世界一最低であると言うことを、19日
スイスの国際経営開発研究所(IMD)
が発表しました。
IMDが毎年発行している
各国の競争力に関する研究報告書は
「日本から英国まで、古い先進工業国は軒並み
『借金の呪い』につきまとわれる」
と指摘しました。
公的負債に関するIMDのストレステスト(健全性審査)中、
許容できる負債水準といわれる
国内総生産(GDP)の60%以上のラインまで
負債を削減できるのはいつかという予測で、
日本は、ワースト1の「2084年まで抜け出せない」
との評価を受けたのです。
ワースト2は、2060年までかかるとされたイタリア。
3位以下は巨額の負債を抱え込んでいるユーロ圏諸国で、
ポルトガルが2037年、ベルギーが2035年、
あのギリシャは2031年まで公的負債を許容水準にできない
と予測されました。
また英国はドイツと同じ2028年、
米国は2033年という予測でした。
要するに、日本は借金を返すのに、
世界で一番長くかかるといわるほど、
国の財政赤字は膨大ということですね。
拡大する政府の浪費は止まず、
何ら明るいビジョンも描けないまま、
国債という将来の借金を膨大にし、
結局、そのツケを若い世代が払うこととなります。
日本が、貿易でいくら稼いでも、
「お国の金使い方が幼稚で、財政改革も今一つ。
日本の政治は三流だ」
とまで言われるのは、しかたありません。
日本の将来に不安を感じる材料は
増えるばかりですね。