ドイツ西部の住宅内で飼育されていた 体長30センチのタイコブラが逃げたため、 住人を退去させるという騒ぎがありました。 タイコブラは成長すると1.5メートルにもなる ということで、消防隊員が床板を引きはがすなど 大掛りな捜索が行われました。 捜索は3週間に及び、設置したわなにかかった コブラの死がいが見つかって、一件落着と なったそうです。 コブラの飼い主(19)には 10万ユーロ(約1300万円)もの費用が 請求されることになるのだとか・・・。 タイコブラの写真です(蛇の苦手な人は注意)
日本では「危険な動物」として、政令で、 哺乳類、鳥類、は虫類に係る 約150属・650種が指定されています。 特定動物を飼養・保管する場合は、 都道府県知事又は政令市市長の許可が必要です。 保管施設等、場合によっては、 不許可になることもあります。 許可は5年ごとの更新が必要です。 無許可飼育は、6ヵ月以下の懲役又は50万円以下の罰金 と言うことです。 2008年の8月に、東京の自宅マンションで アフリカ産コブラなどの毒蛇51匹を 無許可で飼ったとして、動物愛護法違反の疑いで、 41歳の男性が逮捕されたことがありました。 この男性は単身者用マンションの1室に プラスチック製の飼育ケースを多数並べ、 毒蛇を飼育していました。 コブラに餌を与えようとして左手の指をかまれ、 自ら119番したことから、飼育が発覚しました。 病院に搬送された男性は、指の一部が壊死し、 一時意識を失う重体となり、退院後逮捕されました。 「しても良いことか、悪いことか」を考えて 行動をしなくては、自分だけでなく他人にも 苦しみを与えることになりますね。