115年前、御長寿世界一となった
木村次郎右衛門さんが生まれる前の年
1896年(明治29年)6月15日午後7時32分30秒に
明治三陸地震が発生しました。
岩手県上閉伊郡釜石町(現・釜石市)の東方沖200km
を震源とする地震。M8.2~8.5という巨大地震でした。
地震後の津波が本州観測史上2番目の
遡上高である海抜38.2mを記録するなど
津波被害が甚大でした。
日本観測史上最大の津波は
先月3月11日の東日本大震災で
岩手県宮古市の重茂半島において38.9mの高さにまで
達したものが最大と見られています。
明治三陸大津波に被災した近所のお年寄りから
「津波の時は井戸の水が引いて、
ゴボゴボという音がする。井戸には気をつけて」
と聞いていた女性が今回の地震で、
揺れが収まった後、すぐに自宅の井戸をのぞいたそうです。
すると、井戸の水が今まで見たことないぐらいに
真っ茶色に濁っていたので、これはまずいと思って、
すぐさま逃げて助かったそうです。
また、地震に関する次のような言い伝えもあります。
・犬が異常に吼える時は、地震の可能性あり。
・夜中にカラスが大声で騒ぐ時、地震が近いしるし。
・魚が異常に釣れたり、全く釣れないときが続く時は、
地震の前兆。
・小動物や魚に落ち着きがなく異常な行動をとる時、
地震を疑うべし。
・竹の花が咲くと地震など不吉なことが起こる。
・夕焼けや朝焼けの空の色が異常な時は、地震の疑い。
・朝日が黄色に見えて、月の色が不気味なほど赤く、
星が異常にまたたく時は、地震あり。
・短い虹や、まっすぐの虹が出る時は、地震の兆。
・井戸から音が聞こえたり、井戸の水の潮位が
変動する時は、地震の疑い。
・海の水が急に引き始めると地震や津波に注意。