副鼻腔炎の患者に抗生物質を投与しても、
ほとんど効果がないとする研究結果が、
米国医師会雑誌に発表されました。
論文を発表した研究者らは、
抗生物質の過剰使用がもたらす危険性について
警鐘を鳴らしています。
鼻腔が炎症を起こす副鼻腔炎の治療では
抗生物質を処方する方法が一般的ですが、
効果が十分に証明されていませんでした。
米国では、成人に処方される抗生物質の
5分の1が副鼻腔炎の患者向けだそうです。
研究チームは、急性単純性副鼻腔炎の
成人患者166人を対象に、
一般的に使用されている抗生物質、
アモキシシリンを与えるグループと
プラシーボ(偽薬)を与えるグループに分け、
効果を比較しました。
なお、患者は鼻水などの症状が7~28日間続いており、
症状の重さは中度、重度、極めて重度の
3タイプに分かれていました。
実験の結果、アモキシシリングループで
回復が早まったり症状が軽減されたり
といったことは確認できず、
プラシーボグループとの間で
症状に顕著な違いは見られなかったそうです。
「これらの結果は、基本的な副鼻腔炎では
抗生物質が必ずしも必要ではないことを
示しています。大半の患者は自力で回復する」
と、研究者は述べています。
抗生物質は病原性を示していない細菌にも作用するため、
多量に使用すると体内の常在菌のバランスを崩してしまう
場合があります。
それにより常在菌が極端に減少すると、
他の細菌やカビなどが爆発的に繁殖し、
病原性を示す場合があります。
例として下記のような副作用があります。
■下痢
腸内細菌のバランスが崩れるた場合に起こる
■カンジダ
抗生物質で体内にいる常在菌を一緒に
殺してしまうことで、その常在菌の働きで
抑えていたカビが繁殖して起こる
■耳鳴り
耳鳴りの副作用は、放っておくと
難聴になることもある
■けいれん
全身性のけいれんや、手足など体の一部分の
けいれんが起きる
■光毒性
日に当たるとやけどのようになる
■歯の着色
歯がグレーっぽい色になる
■横紋筋融解症
コレステロールの薬でも有名な副作用で、
茶褐色の尿が出たり、
特に思い当たることがないのに、
筋肉の痛みなどを感じたりする
■アナフィラキシーショック
湿疹や皮膚が赤く腫れてきたり、
気分が悪く息苦しくなる
極めて重篤な副作用の前兆で
生死にかかわる
その他、血液障害、肝障害、腎障害、大腸炎
ビタミン欠乏症、頭痛、めまい、うつ状態、
倦怠感、不眠など多くの副作用があります。
(厚生労働省関係資料)
中国では年間約20万人が、
医療用の薬の副作用で死亡しているそうですが
うち抗生物質をして死亡した人は、
約4割を占めるそうです(中国新聞社)
また、聴覚障害の児童は180万人のうち、
約60%は薬の副作用が原因だということです。
薬の服用は、十分注意が必要ですね。
薬の副作用の実態
★☆ちょっと一言 ☆★
体調を整える、一つの方法として、
半身浴が良いと言われています。
血流を良くして、心臓に負担なく
脳までしっかりと適温で温める事が
出来るからだと思います。
実際に、体調不良の方には
お風呂にあまり入らないとか、
シャワーで済ませると言う方が
結構いらっしゃるとも聞きます。
そこでお勧めなのは、
ひょうたん水を、大匙1杯~3分の1本分
ぐらい湯船に入れて、
のぼせない程度のお湯に
30分ほどゆっくり浸かりましょう。
(○○の湯などの化学入浴剤は
合成着色料や香料が含まれており
身体に好ましくありませんのでご注意ください)
足首やふくらはぎ、首や肩などを軽くマッサージ
しながら、適度な汗をかいて、体の芯から
温まりましょう。
ひょうたん水を入れると、不思議と
体が良く温まると、愛用者の方々から
喜びのお声を頂いております。