米国防総省の技術開発機関、
国防高等研究計画局は6日、
地上を時速29キロで走るロボット「チーター」を公表し、
これまでの最高速度を塗り替えたと発表しました。
「チーター」は小型犬ほどのサイズで頭部がなく、
公開した動画と写真には、このロボットが
研究室内のトレッドミル上を走っている姿が
捉えられていました。
1989年に米マサチューセッツ工科大学
の研究チームが達成した脚を持つロボットの
時速21.1キロの記録を塗り替えたとしています。
このようなロボットが路上に仕掛けられた
爆弾の撤去や戦場での障害を取り払うなど、
の役立つと関係者は説明しています。
ロボットCheetah
「ロボット」の語源は、チェコスロヴァキアの小説家
カレル・チャペックが創作し、1921年に発表した
戯曲『R.U.R.』の中で使用したものが広まり、
一般的に使用されるようになったっそうです。
ただし『R.U.R.』に出てくる「ロボット」は
機械ではなく、現代で言うバイオロイドでした。
語源はチェコ語で「労働」を意味する
robotaとされています。
また、チャペック曰くロボットの着想には
ゴーレム伝説が影響しているのだとか。
ゴーレムとは、ユダヤ教の伝承に登場する
作った主人の命令だけを忠実に実行する
自分で動く泥人形の事です。
なお「ロボット」という言葉を作ったのは
カレル・チャペック自身ではなく、
カレルの兄で画家のヨゼフ・チャペックでした。
カレル・チャペックがR.U.R.のあらすじをヨゼフに話し、
彼にどのような名前にしたらよいだろうかと
聞いてみたところ、ヨゼフが口に絵筆をくわえて
「ロボット」はどうだろうかと答えた
というエピソードがあります。
東洋で初めてのロボットと言われている、
學天則(がくてんそく)は、
1928年(昭和3年)、昭和天皇即位を記念した
大礼記念京都博覧会に大阪毎日新聞が出品しました。
巨大な机に人形が座ったような形で、
高さ約3.5m、幅約3m。肌は金色、頭に緑葉冠をかぶり、
顔は様々な人種を掛けあわせた感じの容姿だったそうです。
ゴムチューブによる空気圧変化を動力に、
腕を動かしたり、表情を変えたりできたそうです。
學天則
★☆ちょっと一言 ☆★
ロボットというと、数年前にAIBOという
犬のロボットが販売され注目を集めていました。
でも、どういう理由か2006年に販売が終了しています。
今は、人型のロボットが作られるようになり
映画やアニメの世界が少しずつ
実現に近づいているようです。
科学や技術の進歩は著しいものがありますが
果たして、人間自身は進歩したのでしょうか?
毎日のニュースを見ていても
これでいいのだろうかと考えさせられる
事ばかりですよね。