グルジア黒海沿岸のリゾート地バトゥーミ市が、
観光客誘致のために奇抜な案を打ち出しました。
なんと、水の代わりにきついアルコール飲料を
噴出する噴水を建設し、観光の呼び水ならぬ
「呼び酒」にするということです。
この噴水はバトゥーミに建設中のタワーの頂上に建造され、
週1回、ブドウから作られるアルコール度数の高い
グルジアの蒸留酒「チャチャ」が噴出するのだとか。
バトゥーミの市長はグルジアのテレビに出演し、
「この噴水からは週に1回、10分から15分ほど
水の代わりにチャチャが流れる。
観光客は伝統の酒を味わう機会が得られる」
と語りました。
建設中のタワーは高さ25メートルで、
12年夏に完成が予定されています。
観光は、旧ソ連圏であるグルジアの未来の
主要な収入源になると考えられています。
バトゥーミ
グルジアは、旧ソビエト連邦の構成国のひとつで、
1991年に独立しました。
カフカース山脈の南麓、黒海の東岸にあたり、
北側にロシア、南側にトルコ、アルメニア、
アゼルバイジャンと隣接します。
1995年以来、英語名はジョージアGeorgia、
日本語ではグルジアと表記されています。
2012年現在、同国政府は「ジョージア」への表記変更を
日本政府に求めています。
さて、グルジアの蒸留酒チャチャは、
透明で度数の高い伝統的なお酒です。
チャチャは、ワインを作った後のブドウの残渣である
ポマースから作られます。
未熟のブドウや野生のブドウが使われることもあります。
また、イチジクやタンジェリン、オレンジ、
クワ等のブドウ以外の果物から作られることもあります。
グルジアは8000年以上前にブドウの栽培が始まった場所で
あると広く考えられており、チャチャは世界で最も古い
蒸留酒の1つであると考えられています。
多くのグルジア人は、チャチャには医療効果もあり、
外耳道閉塞や消化不良を含む多くの病気の治療薬に
なると信じています。
また、グルジアはワイン生産の盛んな国で、
ワイン発祥の地であるとされています。
チャチャ
★☆ちょっと一言 ☆★
チャチャと言うと、ラテンアメリカスタイルの
ダンスミュージックを思い出します。
同音異義語は、世界規模で探せば、
たくさんあるだろうなと思います。
同音ではありませんが、
イメージでとらえて、勘違いをすることがあります。
時々、「ひょうたん水」のことを、
「へちま水」と間違われる方がいらっします。
ひょうたん水は、清涼飲料水ですので、
誤飲などを避けるためにも、
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