高級香水の原料「竜涎香(りゅうぜんこう、ambergris)」
マッコウクジラの嘔吐物に含まれるこの物質に
取って代わる代替物を、モミの木と酵母菌から
作ったとする研究が、5日の米専門誌
「生物化学ジャーナル」に掲載されました。
竜涎香は香りを長く保つ効果があり、
数百年にわたって香水に用いられてきました。
もともとはマッコウクジラが、餌に含まれる
鋭利な物体から消化器官を守るために分泌する物質で、
吐き出されると塩分を多く含んだ海水と反応し、
岩のような塊となって岸に打ち上げられます。
けれども竜涎香は、1キログラムあたり
1万ドル(約81万円)相当にもなる希少材料で、
産業用の代替品開発が待ち望まれていました。
また、竜涎香が「クジラ猟の要因」にもなり得ると
心配されています。
研究者によれば、セージやモミの木に含まれる
天然化合物「cisアビエノール」に
竜涎香と同じ働きがあることは既に知られていましたが、
他の成分と分離するのが困難だったということです。
このほど、遺伝子実験で、バルサムモミの遺伝子が
他の種よりずっと効率的にこの化合物を作り出せる
ことを発見しました。
この遺伝子を酵母菌に組み込み大量に
培養することによって、「cisアビエノール」の
生産が可能になり、バイオ製品としての生産を
より安価に、より持続的に行うことが
できるということです。
消費者が竜涎香よりも、植物由来の
「cisアビエノール」を使用した製品を好むだろうと
期待を寄せています。
ambergris
竜涎香はまたの名を鯨糞(げいふん)とか
竜糞(りゅうふん)と呼ばれるように
動物の排泄物で、クジラ類で唯一千メートルから
三千メートルも潜るマッコウクジラからの排泄物です。
竜涎香は昔から貴重な香料として
高値で取引されていました。
1948年には金の8倍もの値がついたこともあります。
高価な竜涎香は、浮かぶ金塊(Floating Gold)
とも呼ばれています。
2006年1月 南極に面したオーストラリア南部
の海岸に奇妙な塊が打ち上げられていました。
貧しい漁師が拾ったその妙な塊は、14.75kg
295,000米ドル(165,300英ポンド)
日本円にすると33,925,000円手に)にもなります。
日本でも幾つかの記録が残っています。
その一つは、和歌山の古文書に残されています。
1696年(元禄9年)3月28日に和歌山県熊野日置浦の浜辺で
五貫五百目(約20キロ)の鯨糞(竜涎香)が
拾われた記録が残されています。
沖縄にも古文書に書かれた記録があります。
1704年の大きな竜糞(竜涎香)の記録です。
沖縄・石垣島の川平村の住民(海廻百姓)が
見つけて蔵元(役所)に届けた竜糞は、
約100キロ(162斤130目)で粟およそ40石を与えたそうです。
ちなみに今の価格1グラム2,300円で換算すると
2億3千万円相当の竜涎香となります。
これまでの記録を見ると、
一番大きなサイズは、1908年にノルウェーで
捕鯨船乗りが持ち込んだ455キロです。
第二位はニュージーランドで水夫が発見した446キロ。
第三位の記録は、1880年に421.3キロの
竜涎香を扱った東インド会社の記録があります。
このように昔の記録が残っているということは
高価で貴重な物であった証しです。
マッコウクジラ
★☆ちょっと一言 ☆★
高価で貴重なものは沢山あります。
放射能や農薬の問題など
特に最近は食に関する不安が増えて、
人命や健康には変えられないと、
高価でも安心なものを選んで購入する方が
増えてきているようです。
ひょうたん水を御愛用下さる方々の中には
「ひょうたん水は我が家の必需品です。
少しずつでも健康の為に使い続けています。
お陰様で持病を一つずつ解消していて
今では不安がありません。」
などのお声を多く頂いています。
先月は、深刻な数値で
一日4回インシュリンを打っていた
糖尿病の方が、ひょうたん水を使用しながら
お医者さんと相談して、数値が良くなる度に
少しずつインシュリンの量を減らして行き、
ついに、ひょうたん水だけに切り替えた所
「数値が正常値になった。」との
嬉しいお声を頂きました!
諦めずにひょうたん水を使い続ける事で
喜びの結果を手にして頂ける事を願っています。