中国陝西(せんせい)省にある世界遺産、
秦の始皇帝陵の遺跡の第1号坑で、
新たに110体の兵馬俑が発掘されました。
3年に及ぶ発掘調査を行っている考古学者チームは、
今回、200平方メートルの発掘部分から、
等身大の兵士をかたどった兵馬俑110体の他、
馬をかたどった兵馬俑12体、
さらに戦車や武具の一部などを発見しました。
今回発見された遺物の保存状態はよく、
彩色されていたそうです。
また調査チームはさらに11体の兵馬俑があることを
確認していますが、まだ発掘はしていない
ということです。
兵馬俑兵馬俑
秦の始皇帝は中国史初の皇帝でしたが、
その強大な力を利用し大きな陵墓を建てました。
これが秦始皇帝陵です。
1974年に地元の住民により発見されました。
また兵馬俑坑は、この陵を取り巻くように
配置されていて、その規模は2万平方メートル
余におよびます。
3つの俑坑には戦車が100余台、
陶馬が600体、武士俑は成人男性の等身大で
8000体ちかくあり、みな東を向いています。
この兵馬俑の発見は特に、
中国史の研究上、当時の衣服や武器・
馬具等の様相や構成、
また、始皇帝の思想などを知る上で
きわめて貴重なものです。
兵馬俑坑は、現在発掘調査がなされ
公開されています。
箇所だけでなく、その周囲にも
史記は始皇帝の遺体安置場所近くに
「水銀の川や海が作られた」と述べています。
この記述は長い間、誇張された伝説と
考えられていましたが、
1981年に行われた調査によると
この周囲から水銀の蒸発が確認され、
真実である可能性が高くなりました。
★☆ちょっと一言 ☆★
真実を伝えても
なかなか信じてもらえない事って
ありますよね。
ひょうたん水の喜びの結果を伝えても、
「そんなはずはない」と
思われる方もいらっしゃると思います。
ですから、まず使って見て下さい。
そして、変化をご自分で
見極めて下さい。
思わぬ発見があるかも知れません。