米ラッシュ大学医療センターの
ロバート・ウィルソン氏によると、
本を読んだり、書いたりといった脳への刺激は
年をとってからの脳の健康に
大きな影響を与えることがわかたそうです。
同氏は294人の被験者に対し、
平均89歳で亡くなるまでの6年間、
毎年記憶力と思考力を測るテストを実施しました。
また読書習慣や書く習慣の有無、
子どもの頃から現在に至るまで脳を刺激し、
鍛えるクラスに参加したことが
あるかを訊ねたということです。
そして、被験者の死後、彼らを解剖し脳内に
認知症を示す病班やプラーク、
老廃物がないか調べました。
その結果、子どもの頃や年をとってから
脳を刺激する活動に参加していた人は、
生涯にわたり何もしてこなかった人に比べ、
記憶力の低下が15%程度抑えられていました。
今回の調査で、子どもの頃からの
読み書きに関する習慣が、
年をとってからの脳の健康を
いかに左右するかが証明されました。
また高齢になってから日々積極的に
脳を刺激していると、
精神的退化を32%も遅らせることができ、
逆に何もしないと48%も退化スピードが
速まることもわかっているそうです。
思い込みとは恐ろしいもので、
なんでもないことでも自分が信じ込むだけで
現実となったりします。
実際、「ストレスは健康に悪い」と考えるだけで、
本当に体に不調が現れるとの調査結果も
出ているのだとか。
そんな中今度は、「年寄りは記憶力が悪い」
との固定概念が、人の記憶力に
悪影響を与えることが明らかになりました。
南カリフォルニア大学
デイビス・スクール・オブ・ジェロントロジーによれば、
固定概念はときに、能力を発揮する妨げに
なってしまうことがあるそうです。
例えば、「女子は運動が苦手」という
固定概念を抱く女の子が、
スポーツを避けるようになる...といった具合です。
これはお年寄りにも同じようなことが言え、
59〜79歳のお年寄りを対象におこなわれた実験でも、
「年をとると物覚えが悪くなる」という
本を読まされた被験者と、
何も読まなかった被験者では、
前者の方がその後実施した記憶力テストの
成績が劣っているとの結果になったということです。
調査を率いたサラ・バーバー女史は、
「年寄りの記憶力低下は、『年をとると忘れる』
ではなく、『忘れないように心がけることが重要』と、
違った固定概念を刷り込むことで、
改善できるかもしれない」と話しています。
★☆ ちょっと一言 ☆★
記憶力を高めるためには、
読書やクロスワードパズル、
子どもの宿題を手伝う、
学校で何かを勉強するなどが
効果的だということです。
「もうだめだ」とか「歳だから仕方ない」
等の諦めの気持ちは禁物ですね。
ひょうたん水の愛用者の方々のお声には、
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アレルギーで食べれないものが
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希望を失わずに、使い続けて下さいね。