年をとるにつれ「聞こえづらくなった」と 思うことはないでしょうか? 加齢に伴い、高音を聞き取る能力は 否応なく低下してしまうものだそうです。 内耳の中の蝸牛には2種類の有毛細胞があり、 蝸牛の入り口に近い有毛細胞ほど 高い周波数の音を担当しているのだとか。 しかし周波数にかかわらず 蝸牛の入り口から音が入ってくるため、 時が経つにつれ入り口に近い有毛細胞ほど ダメージを受けることになると言う事です。 その為、年齢を重ねると、高い周波数が 聞こえなくなるのだそうです。
耳が聞こえづらくなる理由は、 年齢だけが要因ではありません。 イヤホンやヘッドホンで大音量の音楽を聞いたり、 騒音の多い職場やうるさい場所で 過ごすことが多い人は、 耳が聞こえづらくなることが多いそうです。 下記の動画で、今のご自分の 耳の聞こえ具合が分かります。 静かな場所で、ヘッドホンやイヤホン装着で 挑んで下さい。 動画のメモリの1から160の数字には 何の意味もなく、 「Unbelievable! Excellent!」などの表示を 見るだけのものになっています。 実際の周波数は、 真ん中の緑のスペースに現れます。 これを再生して「聞こえた!」と思ったら、 動画を停止させて周波数を確認して下さい。 ちなみにこれは目安であり、医療テスト ではないので、少しぐらい実年齢と 離れていてもあまり気にとめなくても良いそうです。 ただしまだ若いのに10000Hz以下しか 聞こえないというならば、用注意ですね。 周波数によるだいたいの可聴年齢は以下の通りです。 20000~17000Hz 24歳以下 17000~16000Hz 30歳以下 16000~15000Hz 39歳以下 15000~14000Hz 49歳以下 14000~12000Hz 50歳以下 12000~10000Hz 60歳以下 10000~8000Hz 大部分の人が聞こえるはず ★☆ ちょっと一言 ☆★ 若い子だけに聞こえる、高周波を利用して、 防犯対策をしているというニュースを 見たことがあります。 実際に、自分に聞こえない音でしたので ちょっとショックでした。 耳は、他の身体の部位や目ほどには、 気にしていませんでしたが、 難聴にならない為にも、 大きな音をイヤホンで聞かないなどの 用心は必要ですね。