天然の薬草を煎じた清涼飲料水と、石鹸シャンプー

サイトマップ

天然原料の清涼飲料水と、石鹸シャンプーを是非お試し下さい

» ショップトップへ
» ブログトップへ

このブログ記事について

このページは、店長が2013年8月20日 13:02に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ヨガ犬」です。

次のブログ記事は「口笛の上手なインコ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 5.02

「島唄」に隠された歌詞の意味

2013年8月20日 13:02 | 店長 | カテゴリ:歴史カテゴリ:音楽
 THE BOOMのボーカルの宮沢和史さんが
 作詞と作曲をし、大ヒットした「島唄」

 この「島唄」の裏歌詞、本当の意味
 というのが話題になったのは2002年頃
 のことだそうですが、ご存知でしょうか?
 
 
 ◆◇島唄◇◆ 


 でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た
  (1945年春、でいごの花が咲く頃、
   米軍の沖縄攻撃が開始された。)

 でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た
  (でいごの花が咲き誇る初夏になっても、
   米軍の沖縄攻撃は続いている。)

 繰り返す 哀しみは 島わたる 波のよう
  (多数の民間人が繰り返し犠牲となり、
   人々の哀しみは、島中に波のように広がった。)

 ウージの森で あなたと出会い
  (サトウキビ畑で、愛するあなたと出会った。)

 ウージの下で 千代にさよなら
  (サトウキビ畑の下の洞窟で、
   愛するあなたと永遠の別れとなった。)

 島唄よ 風にのり 鳥と共に 海を渡れ
  (島唄よ、風に乗せて、
   死者の魂と共に海を渡り、
   遥か遠い東の海の彼方にある神界
   ニライカナイに戻って行きなさい。)

 島唄よ 風にのり 届けておくれ わたしの涙
  (島唄よ、風に乗せて、
   沖縄の悲しみを本土に届けてほしい。)


 でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
  (でいごの花が散る頃、
   沖縄戦での大規模な戦闘は終わり、平穏が訪れた。)

 ささやかな幸せは うたかたぬ波の花
  (平和な時代のささやかな幸せは、
   波間の泡の様に、はかなく消えてしまった。)

 ウージの森で 歌った友よ
  (サトウキビ畑で、一緒に歌を歌った友よ。)

 ウージの下で 八千代に別れ
  (サトウキビ畑の下の洞窟で、永遠の別れとなった。)

 島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
  (島唄よ、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、
   遥か遠い東の海の彼方にある神界
   ニライカナイ に戻って行きなさい。)

 島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を
  (島唄よ、風に乗せて、彼方の神界にいる
   友と愛する人に私の愛を届けてほしい。)

 海よ 宇宙よ 神よ 命よ
  (海よ 宇宙よ 神よ 命よ 万物に乞い願う。)

 このまま永遠に夕凪を
  (このまま永遠に穏やかな平和が続いてほしい。)

 ・・・以下略す・・・


 ※解説
  
 「でいごの花」→春から初夏にかけて赤い花が咲く。
         見事に咲いた年は天災に見舞われる
         という言い伝えがある。

 「洞窟」→沖縄は石灰岩の土壌で畑の下には
      多くの洞窟や鍾乳洞(ガマ)がある。
      
 「ニライカナイ」→沖縄の民間伝承で、東の海のかなた
          にあると考えられている異界。
          豊穣や生命の源であり、神界でもある。
          生者の魂もニライカナイより来て、
          死者の魂はニライカナイに去る
          と考えられている。


 島唄 ↓(注意:音が鳴ります)
 http://www.youtube.com/watch?v=TZeUBDF4FPs



 
 
 2005年の朝日新聞に、宮沢和史さんが語る
 「島唄」の創作秘話が掲載されました。

      ↓
 ********************************************* 

 「島唄」は、本当はたった一人のおばあさんに
 聴いてもらいたくて作った歌だ。

 91年冬、沖縄音楽にのめり込んでいたぼくは、
 沖縄の「ひめゆり平和祈念資料館」を初めて訪れた。

 そこで「ひめゆり学徒隊」の生き残りのおばあさん
 に出会い、本土決戦を引き延ばすための
 「捨て石」とされた激しい沖縄地上戦で
 大勢の住民が犠牲になったことを知った。

 捕虜になることを恐れた肉親同士が
 互いに殺し合う。

 極限状況の話を聞くうちにぼくは、
 そんな事実も知らずに生きてきた
 無知な自分に怒りさえ覚えた。

 資料館は自分があたかもガマ(自然洞窟)の
 中にいるような造りになっている。
 このような場所で集団自決した人々のことを思うと
 涙が止まらなかった。

 だが、その資料館から一歩外に出ると、
 ウージ(さとうきび)が静かに風に揺れている。

 この対比を曲にしておばあさんに
 聴いてもらいたいと思った。

 歌詞の中に、ガマの中で自決した2人を
 歌った部分がある。

 「ウージの森で あなたと出会い 
  ウージの下で 千代にさよなら」
 という下りだ。

 「島唄」はレとラがない沖縄音階で作ったが、
 この部分は本土で使われている音階に戻した。
 2人は本土の犠牲になったのだから。

 ・・・・・

 自分で「島唄」を作っておきながら、
 「本土出身者のぼくがこの歌を歌っていいのか」
 と悩んだことがあった。

 その時、「音楽では魂までコピーしたら許される」
 という言葉でぼくの背中を押してくれた人がいた。

 「花」を始めとする多くの名曲で知られる
 喜納昌吉さんだった。

 **********************************************

 宮沢さんの歌に感動するのは、
 沖縄の魂が込められているからなのかも
 しれません。
   
 
 ひめゆり部隊 ↓(注意:音が鳴ります)
 http://www.youtube.com/watch?v=Vhg_SBGKgz8
   
 
 ★☆ ちょっと一言 ☆★


 近年、外国の戦争記録映像が
 TVで放送されたり
 一般の動画サイトで見る事が出来たりと
 戦争の実態が、明らかにされてきました。

 隠されていた真実を裏付ける資料を検証し、
 世の中に詳らかにしようと言う
 動きも見られます。

 「戦争は、二度と起こしてはならない」と、
 教育されて来ましたが、
 今の日本を取り巻く世界情勢をみると、少し不安ですね。

 「このまま永遠に夕凪を」

« ヨガ犬| ブログTOPページへ |口笛の上手なインコ »
特商法表記店舗情報プライバシーポリシーお問い合わせ
Copyright(C)2000-2007 ひょうたん水本舗 All rights reserved.|Template by AVANTECH