ハーバード大学が1938年から75年間にわたり 継続している「Grant Study」という 研究があります。 ハーバード大学の男子卒業生268人を対象に、 その後の人生を追跡調査したもので、 対象者は2年に1度、健康診断、心理テスト、 面接などを受けています。 そして、「幸せな人生を送るために 必要なものは何か?」を見極めるための 分析がなされてきたそうです。 幼少期に母親と温かな関係にあり、 密接な絆を結んでいた男性は、 そうではなかった男性に比べて、 仕事における効率性が高く、ピーク時(55~60歳) の年収が8万7000ドル(約890万円)も高い ことがわかりました。 また、母親との関係がよくなかった男性は、 老年期に認知症を発症する確率が 高くなることも分かっています。 父親との関係においては、 こういった相関関係は見られなかったそうです。 幼いころ父親とよい関係を築いていた男性は、 75歳時の調査で人生の満足度が高く、 不安のレベルが低いことが分かっています。 母親と密接だった男性については このような相関関係は認められなかったそうです。 この研究は、幸福な人生を送るためには 総じて「人間関係」が重要であることを 裏付けているという事です。 42年にわたり「Grant Study」を 率いてきた精神科医George Vaillanは、 この研究をまとめた自身の著作の中で 「幸福とは愛です(Happiness is love)」 と結論づけているのだそうです。
妊娠中に母親と胎児が細胞を交換し、 その細胞が妊娠終了後も数十年にわたって、 互いの体内に存在することは 以前から知られていました。 この現象をマイクロキメリズムと言うそうです。 マウスの実験では、 マイクロキメリズム細胞が母親の脳に 存在することが確認されていました。 そして、近年の研究で、 人間の母親の脳にも存在すると分かり、 科学ジャーナル『プロスワン』に発表された。 32歳から101歳で死亡した女性59人の脳を調べ、 息子の細胞に由来するDNAの有無を確認したところ、 約3分の2にあたる39人の脳の複数の部位に Y染色体が存在したそうです。 そして、脳に男性のDNAを持つ女性は、 生前アルツハイマー等の脳疾患には かかっていない傾向があることも分かっています。 娘の細胞を対象にしなかったのは、 母親の細胞との区別がつきにくいからだそうです。 脳には血液脳関門という防御システムがあり、 病原菌や有害な薬物が脳へ侵入するのを 防いでいます。 この機能が妊娠中は弱まる と言われており、こうした現象と、 息子の細胞が母親の脳へ移動する現象には 何らかの関係があるのではないかと言う事です。 ★☆ ちょっと一言 ☆★ 母親と子供の関係は、 とても、密接ですね。 ご本人がアトピーだったり、ひょうたん水を 使う前に生まれたお子さんがアトピーという ひょうたん水の愛用者の方がいらっしゃいます。 その方が、妊娠前や妊娠中に、 ひょうたん水を飲んでいて、 生まれたお子さんは、 肌が綺麗で、とても元気だという事例が 多く御座います。 たとえ母親が、アトピーの因子を 持っていたとしても ひょうたん水を使う事により、 遺伝子レベルの変化を もたらしたのかも知れません。 ひょうたん水の神秘的な部分です。