英国の名門大学、ケンブリッジ大学がこのほど、
歴史ある学内施設の一部を観光客の宿泊用に
解放することを決めました。
学生の多くが帰省する長期休暇中に限っての措置で、
『種の起源』のチャールズ・ダーウィンや、
万有引力の原理を発見したアイザック・ニュートン、
詩人ウィリアム・ワーズワースら
歴史的な著名人が過ごした由緒ある学舎で
一夜を過ごすことができます。
宿泊費は朝食付きで1泊41ポンド(約5600円)~
100ポンド(約1万4000円)だそうです。
ケンブリッジ大学は、首都ロンドンから北へ鉄道で
1時間半ぐらいのところにあります。
ケンブリッジは、「ケム川にかかる橋」という
語源をもっています。
ケンブリッジ大学という単体の大学が存在するのではなく、
複数(30以上)のカレッジが密集し、大学の街と
なっています。
ケンブリッジ大学は1290年に創設されて以来、
英語圏ではオックスフォード大学に次ぐ古い
歴史をもっています。
明治政府はケンブリッジ大学に留学生を送っています。
1866年(慶応2年)に徳川幕府が14名の留学生を
ロンドンに派遣しました。
この中に11歳の菊池大麗がいました。
しかし滞在2週間後に大政奉還となり、一時帰国。
1870年(明治3年)に再びケンブリッジ大学
ユニバーシティ・カレッジに入学し、数学を専攻した
菊池大麗は、一等級の成績ラングラーを取りました。
1877年(明治10年)に卒業して帰国後
東京大学理学部教授となり日本近代数学を確立しました。
ケンブリッジ大学のノーベル賞受賞者は
81人(2005年10月現在)と、世界の大学・研究機関で最多です。
ケンブリッジ大学
★☆ちょっと一言 ☆★
伝統も、築き上げて来られた、
先輩方の努力の賜物ですね。
ひょうたん水も、まだ14年ですが
多くの愛用者の方々の体験の積み重ねの上に、
拡がって参りました。
誠にありがとう御座います。