天然の薬草を煎じた清涼飲料水と、石鹸シャンプー

「ピーターラビット」の故郷として
　観光客に人気の英国・湖水地方で、
　日本人観光客を対象とした寄付金制度が
　このほど開始されることになりました。

　寄付金の額は5ポンド（約720円）で、
　ツアー会社が徴収します。
　寄付した人にはピーターラビットのバッジが
　贈られるのだとか。

　
　寄付金はウィンダミア湖周辺の
　自然保護・環境整備などに使用するそうです。

　

　自然が美しい湖水地方は、
　『ピーターラビットのおはなし』の著者
　ビアトリクス・ポターゆかりの地で、
　日本人観光客は毎年数万人に上るということです。

　けれども、なぜ日本人だけなのでしょうか？
　特定の国籍をターゲットにした寄付金制度は
　初めてとみられています。




　湖水地方は、イギリス・イングランドの北西部にあり、
　国定公園に指定されています。

　渓谷沿いに16の大きな湖と
　無数の小さな湖が連なり、古くからリゾート地として
　知られています。

　主要都市は、湖水地方の玄関ウィンダミア、　
　ピーター・ラビットの生まれたニア・ソーリー、
　英国ロマン派の詩人ウィリアム・ワーズワースが
　晩年を過ごしたアンブルサイドなどです。


　ウィリアム・ワーズワースの詩
　「虹」（1802年の作）
　
　　空にかかった虹を見ると
　　私の心は高鳴るのだ

　　少年の頃もそうだった
　　大人となったいまもそうだ

　　年老いてもそうありたい
　　でなければ死をたまえ！

　　少年が長じて大人となる
　　だから私は少年の頃の
　　敬虔な気持を持ち続けたい

　

　空にかかった虹に自然の偉大さと、
　それを前にした人間の敬虔な気持ちの大事さを歌っています。

　また、子どもの頃に抱いた思いが
　その者の大人になったときの姿勢をきめるということ
　をいいたいのではないでしょうか。

　子供のころを振り返って見て、自分自身の今の姿を
　見直す事も大切なことなのかもしれませんね。