世界最高のグレゴリオ聖歌の女性歌手を探していた 音楽大手ユニバーサル・ミュージックは25日、 フランス南部アビニョンそばの ベネディクト会修道院の修道女たちと 音楽アルバム契約を結んだことを発表しました。 2008年にオーストリアの修道院 シトー会修道士によるアルバム 「チャント~天空の歌声」が成功していました。 今回は、世界中の70か所を超える修道院の中から、 この修道院が選ばれたということです。 修道女たちは修道院からの外出を認められておらず、 また訪問客もめったに修道院の中に許されることが ありません。 修道女たちの世俗と離れる誓約を守るため、 録音エンジニアたちは、修道女たちが別の場所に いっている間だけ修道院に入ることを許されました。 礼拝堂にマイクを設置して別の部屋に移り、 そこから指示を出してレコーディングを行った のだとか。 このアルバムは11月に出来上がる予定だそうです。 グレゴリオ聖歌
グレゴリオ聖歌は、現在残されているヨーロッパ音楽の中で、 再現することが可能な最古の音楽だといわれます。 ローマ・カトリック教会の典礼のための音楽ですが、 中世から現在にかけて歌い継がれてきたものです。 ハーモニーはなく同じ旋律を全員が同時に歌う という曲です。 「グレゴリオ聖歌」と呼ばれる理由は、 聖歌の成立に貢献したといわれる、7世紀初頭の 教皇グレゴリウス1世にちなんで名付けられたと 言われています。 ところが、グレゴリオ聖歌自体の成立は 8~9世紀に、アルプスの北の地域で成立したというのが 定説となっています。 したがって、「グレゴリオ聖歌」というのは一種の ニックネームであって、正確には「ローマ聖歌」 というのが正しい名称だそうです。 聖歌は伝統的には男声に限られ、 元来はミサや聖務日課の祈りにおいて、 男性聖職者によって歌われていました。 教会内で女性は沈黙を保たなくてはならなかったため、 歌を歌うことは許されませんでした。 そのため、変声期前のボーイソプラノの 声質や音域をできうる限り持続させようとして、 14世紀ごろのヨーロッパで、去勢された男性歌手、 「カストラート」が登場しました。 イタリアを中心に教会音楽からオペラに進出し、 1650年頃から1750年頃にヨーロッパ各地で そのピークを迎え、19世紀半ばに、 ローマ教皇の命により人道的見地から禁止されました。 ピーク時には、毎年4,000人以上にも及ぶ 7歳~11歳の男子が去勢されたとの記録が残っています。 しかしながら、当時の医療体制の未熟さや衛生環境 などにより、手術を受けた多くの男子の命が 感染症などで失われたと憶測されています。 幼少時のベートーヴェンは、 ボーイソプラノとしても類稀な才能を有していたために 周辺の人々からカストラートにされることが望まれました。 けれども、父親の反対により実現せず、 ベートーヴェン本人は後に作曲家となりました。 最も有名なカストラートは、 ナポリに生まれた、カルロ・ブロスキで、 通称ファリネッリと呼ばれていました。 その音域は3オクターヴ半あったといわれています。 映画カストラートより ★☆ちょっと一言 ☆★ たとえ美しくても、人工的に手を加え あるべき姿を変えてまで、美しさを求める事で 本当の美しさを手にする事が出来るのでしょうか? あるべき姿を磨く事で 内から輝く美しさを追求したいと思いませんか? そんな貴方に、ひょうたん水がお勧めです。 飲んで健康な姿を取り戻す事で 体の中から綺麗にしていきましょう