「地上の楽園」と呼ばれるインド洋の、 モルディブで行われた結婚式で、 立会人の現地人が、言葉の分からない 西洋人カップルを侮辱していることが判明しました。 問題となったインターネットで公開された動画は、 10月初旬、モルディブの島のリゾートホテル 「ヴィルリーフ」で行われた西洋人カップルの 結婚式です。 立会人は現地の言葉で、結婚を誓う祈りと称して、 同国の国教であるイスラム教徒ではない 新郎新婦に対し、 「無神論者で異教徒のお前らの結婚は不当だ」 「お前は豚だ」「生まれる子どもも豚だ」などと 異教徒を侮辱するような言葉を連発しました。 さらには、下品な言葉を言いたい放題だった と言うことです。 カップルはこの挙式に1000ユーロ(約11万円)を 払っていたそうです。 事態を重く見た政府は刑事捜査開始を指示し、 警察は立会人とスタッフ1人を拘束しました。 モルディブは日本からも、挙式や新婚旅行先として 人気が高い島国で、神田うのら有名芸能人も 式を挙げています。 問題の映像
結婚の形態には、「一夫一婦制」、 中東のイスラム社会などに認められる「一夫多妻制」、 また、一人の女性が複数の男性と婚姻関係を持つ形態 「一妻多夫制」という慣習もチベットなどにあるそうです。 近年は、男性と男性、女性と女性が結婚する同性結婚が 大きな議論を呼んでいます。 日本国では制度上、婚姻届は受理されませんが、 オランダ、ベルギー、スペイン、カナダ、南アフリカでは 認められています。 結婚に関する各国の状況は様々です。 現代のスウェーデンではおよそ56%の人が 未婚のまま出産し、多くはそのまま生涯未婚を通すそうです。 フランスでも半数以上が未婚のまま出産しているそうです。 こうした婚外子は年々増加しつつあります。 さて、結婚指輪の歴史は、古代ローマまたは、 古代エジプトの頃からだと言われています。 古代エジプトでは、金のほか、貝殻、軟らかい石、 アメジストで作られ、大衆用には陶器で作られていました。 古来、人間の体には「愛の血管」があり、 その血管が心臓から左手の薬指に通っていると 信じられていました。 そこで「愛の血管」のある左手の薬指に、 結婚指輪をしたと言われています。 また、この事は特に女性に対して信じられ、 女性の左手に結婚指輪をはめたのは、 男性が女性たちの魔力を封じ、女性の心をつなぎとめておく ためだったという説もあります。 けれども、イギリスなどでは、16世紀頃まで 右手に結婚指輪をはめていたようです。 また今でも宗教によっては右手に結婚指輪をはめる 場合もあります。 西洋では小指にはめる指輪の持つ意味は「傲慢」、 中指は「分別」、人差し指が「大胆」、薬指が「愛情」 とされ、それで結婚指輪は薬指にはめるようになった とも言われています。 色々と結婚指輪には、由来としての話しが残されていますが、 いずれにしても結婚指輪には、愛情や心といった意味を持ち、 結婚する二人の心がひとつになるという意味合いに 違いはないようです。