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このページは、店長が2011年1月21日 20:37に書いたブログ記事です。

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オウサマペンギン

2011年1月21日 20:37 | 店長 | カテゴリ:動物
 気候変動の研究においてペンギンの翼に
 翼帯(フリッパーバンド)を装着しますが、
 このことがペンギンの生存率を下げ、
 繁殖にも悪影響を及ぼしているという論文が
 英科学誌ネイチャーに発表されました。
 
 
 通常識別タグは足に巻かれますが
 ペンギンは体の構造上それが不可能なため、
 翼の根元にきつめに巻かれるのです。

 この翼帯はペンギンを泳ぎにくくして、
 その結果餌探しに多大なエネルギーを費やし、
 死に至る場合もあると言う事です。


 この研究は、オウサマペンギン100羽を
 翼帯を装着した50羽と装着しない50羽に分け
 10年間にわたり観察したと言うことです。

 その結果、翼帯を装着したグループの生存率は、
 装着しなかったグループを16%下回り、
 産まれたヒナの数も39%少なかったそうです。

 また、翼帯を装着したペンギンが
 繁殖地に到達する所要日数は、
 装着しなかったペンギンより平均で16日も
 長くかかり、繁殖成功率の低下や
 ヒナが遅く産まれるて外敵から襲われやすくなる
 リスクがあるということです。

 一部の研究団体は倫理的な観点から
 1980年代後半に翼帯の使用をやめていますが、
 翼帯を使用する研究者はいまだに多いそうです。


  
 
 
 オウサマペンギン(またはキングペンギン)は、
 現生のペンギンではコウテイペンギンに次ぐ
 2番目に大きな種類のペンギンです。

 体長は85cm~95cmほどで体重は10kg~16kg。
 成鳥は頭部とフリッパー(ひれ)と尾羽が黒、
 背中は灰色、腹部は白色、
 下くちばしの嘴鞘(ししょう)と耳の周辺、
 喉が橙色をしています。

 外見はコウテイペンギンに似ていますが小型で、
 頭部から喉にかけてのオレンジ色が強いのが特徴です。

 繁殖地は南大西洋とインド洋で、
 南極大陸では繁殖していません。


 ちなみにコウテイペンギンは、
 体長は100cm~130cm、体重は20kg~45kgです。 
 南極大陸の周辺で群れを作って生活しています。


 19世紀まではオウサマペンギンが
 最大のペンギンとして知られ、
 名も「King」(王)が冠されました。

 その後、南極大陸に探査の手が伸びた結果、
 さらに大きなコウテイペンギンが発見され、
 名に「Emperor」(皇帝)が当てられた
 ということです。

 オウサマペンギンが産む卵は1つで、
 足の上にのせ、お腹のだぶついた皮をかぶせて
 温めます。ですから、構造物としての巣はありません。

 卵は54日ほどで孵化しますが、
 それまではオスとメスが交代で抱卵します。

 両親の愛情いっぱいで、雛が生まれるのですね。



 オウサマペンギン(king pengins)
 

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