2月6日に行われた
「第39回ローザンヌ国際バレエコンクール」
の決勝で、埼玉県の加藤静流君 (16歳) が5位、
群馬県の堀沢悠子さん (16歳) が7位で
入賞を決めました。
これで日本は第34回コンクール以来
6回連続で入賞者を出したことになります。
入賞者は同額の奨学金16000スイスフラン
(約140万円)と、
一流のバレエ学校やカンパニーに
1年間留学する権利が得られます
今年のコンクールには、DVD審査で選ばれた
世界19カ国74人の若いダンサーが参加しました。
日本人は最多の18人が参加しました。
4日間の練習を行い、
練習点と2月5日の選抜点の合計で
決勝進出者約20人が選抜され、
その後決勝で7人が入賞しました。
決勝進出に選ばれなかった参加者も
最終日にオーディションがあり、
コンクールに協力するバレエ学校や
バレエカンパニーから招待を受ける場合が
ほとんどだそうです。
公式サイト
http://www.prixdelausanne.org/v4/
1973年スイスのローザンヌで創設された
「ローザンヌ国際バレエコンクール」は、
非営利法人の舞踊芸術振興財団によって
15~18歳の若いダンサーを対象にした
世界最高の国際コンクールです。
その目的は伸びる才能を見出し
その成長を助けることにあります。
新人バレエ・ダンサーの登竜門となっており、
日本からは毎年多数が参加し好成績を収めています。
過去には吉田都、熊川哲也、上野水香、中村祥子らが
入賞しました。
近年は日本のほか韓国、中国など
東洋人の活躍が目覚しく、
もともと多かったヨーロッパやロシアからの
決勝進出者が減りつつあるということです。
上野水香・熊川哲也↓(注意:音が鳴ります)
スイスは九州と同じぐらいの面積の小さな国土です。
その国土の6割をアルプス山脈が占めます。
ローザンヌはジュネーブから電車で約30~40分。
ジュネーブとは60キロほど離れたレマン湖畔にあり、
対岸にはフランス領、エビアンが見えます。
坂が多く、一方通行だらけで、
車での交通が困難な街としても有名です。
ローザンヌは、ローマ時代から栄えた
歴史を誇るエレガントな古都です。
国際オリンピック委員会と
オリンピック・ミュージアムがあるため、
オリンピックシティとも呼ばれています。
工科大学や音楽学校、美術学校があり、
バレエや劇、音楽など芸術活動も盛んな文化都市です。
スイス↓(注意:音が鳴ります)