キューバの農場で、母豚の母乳が
たっぷり出るにも関わらず、
野良犬の母乳を欲しがる子ブタたちが、
話題になっています。
農場の5匹の子豚たちは、
イエティと名づけられたこの野良犬に
駆け寄っては乳房に吸い付き、
授乳に疲れてイエティが姿を消すと、
恋しがって悲しげな鳴き声を上げるのだとか。
イエティは、数日前まで自分が生んだ子犬
8匹に授乳していたそうです。
ブタ(豚、英名:pig)とは、イノシシ科の動物で、
イノシシを家畜化したものです。
イノシシの家畜化は8,000年以上前から
ユーラシア大陸の東西で行われ、
各地で独立に家畜のブタが誕生したと考えられています。
今はイスラム圏となった古代オリエントや
古代エジプトでも豚を食用としていました。
古代エジプトではブタを飼う民は賎民と
されていたことが、後に、イスラム教においては、
豚肉の肉食が食のタブーとなった原因とする説があります。
実用上の理由としては、過去に生の豚肉を食べて
食中毒になる人が多かったからという説もあります。
宗教上の理由は、ブタは人間がイノシシとネズミを合わせて
作り出した不浄な動物とされるからだと言う事です。
日本列島においては、弥生時代の遺跡から
ブタ骨の出土事例があり、大陸から移入された
ブタの利用が行われていたと考えられています。
奈良時代に仏教が国教化したことによって、
ブタの飼育も途絶えてしまいましたが、
イノシシが採れる山間部では猪肉が、
ぼたん鍋と称してわずかに食べられることもありました。
江戸時代に薩摩地方など一部で、豚を飼って食べていましたが
明治維新以後は、再び多くの地域で飼われるようになり、
特に関東大震災後に関東地方で養豚ブームとなって、
供給量が増えました。
ブタが豚舎等から逃げ出し野生化すると、
全身に剛毛が生え、牙が伸び(正確には家畜のブタも
牙が生えるが、安全のために切っている)、
先祖返りしてイノシシ化することがあるそうです。
映画ベイブ
★☆ちょっと一言 ☆★
肥満者への蔑称として「豚」が使われることが
多いですが、豚の体の大半は筋肉なのだそうです。
一般的に肥満させて育てる食用ブタでも
体脂肪率は14%ぐらいだとか。
また、ブタは知能が高く、教え込めば芸も覚え、
自分の名前も認知するそうです。
清潔を好む生物で、排泄をする場所は
餌場や寝床から離れた決まった一ヵ所に
決める習性があるそうです。
誤ったイメージが定着してしまうと、
正しい判断が出来なくなる事があるという実例です。
正しい情報を入れる事。
誤った知識を入れ替えて行く事。
・・・等はとても大切ですね。