アルコールによる病気や依存症が
「国家的惨事」とされる飲酒大国ロシアが、
ビールをウォッカやワインと同じ「酒類」に
初めて認定し、販売場所や時間を制限する
法改正を決めました。
若年層でビール消費が拡大し、
アルコール依存症が増えているのに対応
したということです。
保健当局によると、ロシア人は平均で
世界保健機関(WHO)が定めた許容量の
2倍のアルコールを摂取し、
約200万人が依存症だそうです。
依存症のうち6万人が14歳以下で、
未成年者が公園や路上で飲む姿が
目立つのだとか。
法改正で2013年1月以降、
ビールを含むアルコール分0.5%以上の飲料は、
駅や街頭の売店での販売、公園など公共の場所で
飲むことを原則禁止。
18歳未満への販売には最長1年の懲役刑も
導入するそうです。
過度の飲酒による疾病が主因で
男性の平均寿命が60歳前後にとどまる
ロシアでは従来、アルコール度数が
15%以上の飲み物が法的に「酒」とされてきました。
度数が平均5%程度のビールは清涼飲料水とみなされ、
「麦のジュース」としてむしろヘルシーな
飲み物とさえ言われてきたそうです。
ただ、旧ソ連時代のビールはひどくまずかったため、
消費が伸びなかったのですが、1991年のソ連崩壊後
外国メーカーが参入してビール市場は百花繚乱
の様相を呈し、国産ビールも格段にレベルアップして
消費量が急増したと言う事です。
ウォッカの成分のほとんどが水とエタノールで
癖が少ないため、本来ウォッカを常飲していた
ロシア・東欧圏以外では、カクテルの材料の
1つとして他の飲料と混ぜて飲むことが多いです。
一方、ロシア・東欧圏では
「混ぜ物をしてウォッカを飲む」ということは
邪道とされています。
スラブ諸語においては、ウォッカは「水」から派生した
名詞だそうです。
また、アルコール度数98%のウォッカも存在していましたが
現在は作られていません。
けれども、96%のスピリタスウォッカは現在も販売中です。
ウォッカとは、ロシアなどでは単に
「蒸留酒」を表す一般名詞であり、
ロシアの少数民族で飲まれていたような蒸留酒も、
ロシア語ではすべて「ウォッカ」と区分されています。
ウォッカは12世紀ごろからロシアの地酒として飲まれる
ようになったといわれていますが、
11世紀のポーランドで飲まれていたとする説もあり、
詳細な起源は不明です。
1794年に白樺の活性炭でウォッカを濾過する製法が
開発され、それ以降ウォッカは「クセの少ない酒」
という個性を確立しました。
1917年のロシア革命により、
モスクワのウォッカ製造会社の社長が
フランスに亡命し、亡命先のパリでロシア国外では
初めてウォッカの製造販売を始めました。
この工場に1933年、ロシアからアメリカに亡命
していたルドルフ・クネットが、
アメリカとカナダにおけるウォッカの製造権と
商標権を買い取って以後、
アメリカ産ウォッカの製造が始まり、
アメリカは世界屈指のウォッカ消費国となりました。
日本で初めてウォッカを製造・販売したのは、
ロシア系亡命ユダヤ人のミハエル・コーガンが
創業した太東貿易です。
ただし同業他社が登場したのですぐ撤退し、
現在はスペースインベーダーを発売した
ゲームメーカーのタイトーとなっています。
ウォッカ
ロシア産ウォッカ販売
http://shop.russianvodka.jp/
★☆ちょっと一言 ☆★
適度な量のお酒を美味しく飲むのは
血行も良くなって良い事だと思います。
ひょうたん水の愛用者の方には
お酒やビールにひょうたん水を10滴ぐらい入れて
飲まれる方が多いです。
まろやかになり、悪酔いをしないで
飲む量もほどほどで満足するようになるのだそうです。
私は、お酒をほとんど飲みませんが、
ひょうたん水を入れたお酒と
ひょうたん水を入れていないお酒を飲み比べると
確かに、ひょうたん水を入れた方が
飲みやすいです。
是非、機会があれば飲み比べをして見て下さい。