東日本大震災で台湾から寄せられた
200億円を超える義援金への謝意を示そうと、
沖縄・与那国島から遠泳リレーで台湾を目指していた
日本人の若者6人が19日、無事、
台湾北東部の漁村に到着しました。
6人は20歳~30歳代までの男性水泳選手らで、
被災した岩手、宮城、福島3県の知事の手紙を携え、
17日に沖縄県与那国島を出発しました。
サメが生息する海域を泳いだり、
荒波にもまれるなどしながら、
約110キロ離れた台湾東岸に到着しました。
ゴール地点では、数百人に上る台湾の人々が
日の丸や台湾の旗を振って出迎え、
リーダーの鈴木一也さんは、
「謝謝(ありがとう)、台湾!」と叫び、
仲間と抱き合って喜んだそうです。
日本の水泳選手たち
台湾島には、フォルモサという
別称が存在し、欧米諸国を中心に今日も
使用される場合があります。
これは、「美しい」という意味のポルトガル語が原義で、
16世紀半ばに初めて台湾沖を通航したポルトガル船の
オランダ人航海士が、その美しさに感動して
「I lha Formosa(美しい島)」と呼んだことに
由来するといわれています。
ちなみに、日本では高山国(こうざんこく)
または高砂(たかさご)、高砂国(たかさごこく)
と呼びました。
台湾は、面積は約3万5980平方キロメートル
九州程度(日本の約10分の1)の大きさです。
台湾の風景
http://info.taiwan.net.tw/NSA2006/0717/index.html
日本の統治の時代に、鉱山の開発や鉄道の建設、
衛生環境の改善や、農林水産業の近代化などで
台湾の生活水準は向上し、農工業の生産も増大しました。
日本の統治により台湾人の教育水準は上昇し、
就学率、識字率ともに世界最高水準を達成したと
言われています。
★☆ちょっと一言 ☆★
台湾は日本の影響を多く受け、
温泉、演歌、日本酒、おでん、武士道などの
伝統的な日本文化が残留する以外に、
新たに流入したカラオケ、漫画、アニメ、
ファッションも根付いています。
台湾は今回の震災では、いち早く多額の義援金を
日本に送ってくれました。
私たち日本人は、多かれ少なかれ、
台湾の方々や外国の方々の支えを頂いている事に、
今回の遠泳をした水泳選手たちのように
感謝の思いを忘れてはならないと思います。
逆に、「もっと、日本に感謝して欲しい」
と言うお国もありますが・・・。
感謝の思いをことばや形にする事って
大切ですね。
今日はお彼岸です。
御先祖様にも、私たち子孫の感謝の思いが届きますように。