ドイツ東部にあるライプチヒ動物園の人気者、
寄り目のフクロネズミ「ハイジ」が
病気のため死亡したと、動物園側が28日発表しました。
3歳6か月のハイジは数週間にわたって
体調不良で治療を受けていましたが、
「苦痛を長引かせるのは忍びない」との
飼育員の判断で安楽死の処置が取られたそうです。
ハイジは、愛きょうのある「寄り目」が人気を呼び、
米SNSフェイスブックでメルケル独首相を
3倍上回る33万人以上のファンを集めました。
寄り目の原因は、米国で捨てられる前の
貧しい食生活か、太りすぎで目の裏側にたまった
脂肪とみられていました。
米ノースカロライナ州の動物保護施設の外に
姉妹のナイラとともに捨てられていたところを
保護され、前年の5月からドイツのライプチヒ動物園で
飼育されていたそうです。
ハイジ
フクロネズミは別名オポッサムと言います。
外見は少しネズミに似ていますが、
カンガルーやコアラなどと同様に腹に育児嚢
という袋をもつ有袋類です。
フクロネズミは12~14日程度という非常に短い
妊娠期間を経て、胎児の状態で出産されます。
生まれた子は、ただちに這って育児嚢にたどり着き、
嚢の内部にある乳首から乳を吸って過ごすようになります。
しばらくは育児嚢で育てられ、
大きくなると育児嚢から出て、
親の背中で過ごすことが多くなります。
親が子を背負う姿から、コモリネズミの別名が
使われることもあります。
フクロネズミは、体長は30~55cmぐらいで、
昆虫や果実などを主食にしています。
また、死んだふりをする動物として有名です。
フクロネズミが死んだふりをするときには、
悪臭のある唾液を分泌するらしく、
悪臭は死臭に間違えてしまうような匂いだそうです。
瞳はうつろに開き、肢体はもちろんぐったりと
しています。
ときには、かすかな痙攣とともに徐々に
息絶えて行く迫真の演技もするとのこと。
猟犬にくわえられても死んだふりをつらぬくようです。
つらぬけなければ本当の死が待っているわけですから
命がけの演技なのでしょうね。
★☆ちょっと一言 ☆★
人間がクマに出会ったときに死んだふりを
行うと助かる、と言う話(イソップ寓話)
がありますが、これは誤りだそうです。
実際は熊は腐肉も食べるため
八つ裂きにされてしまうのだとか。
何事も正しく知る事が大切ですね
ひょうたん水やひょうたんしゃんぷぅの
使用方法などで、わからないこと気になる事等
ございましたら気軽にお問い合わせ下さい。
日本では死んだふりをする動物としては、
狸が有名で、「狸寝入り」と呼ばれるます。
また、動物の行動でなく、社会的な現象に使われる例として
政府が政治的な危機などで十分に機能せず、
手をこまねいているだけに見える状態を
「死んだふり内閣」と揶揄することがあります。
復興の為と言って安易に増税を図る今の内閣は、
死んでいるよりも悪いのではと思うこともあります。
国民が、少しでも幸せに暮らせるように
役目を果たして頂きたいと願っています。