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このページは、店長が2011年11月22日 13:25に書いたブログ記事です。

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元寇

2011年11月22日 13:25 | 店長 | カテゴリ:歴史
 鎌倉時代の元寇(げんこう、蒙古襲来)のうち、
 1281年の2度目の襲来(弘安の役)で沈んだ
 元の軍船とみられる船が、先月、
 長崎県松浦市沖の海底で見つかりました。

 調査した琉球大の池田栄史教授(考古学)
 によると、ほぼ原形をとどめており、
 良好な形の元寇船が見つかったのは初めて
 とのことです。

 
 発見された場所は、長崎県北部の伊万里湾に浮かぶ
 鷹島沖水深20~25メートルの海底の土中で、
 全長20メートルを超える大型船と推測されます。

 海底に埋もれた状態だったことから腐食などを
 免れ、原形をとどめることができた可能性が
 高いということです。

 
 元寇船
 
 

  
 鎌倉時代、元は従属を迫るため、2度にわたり
 日本へ大船団を送りましたが、2度とも「神風」と
 呼ばれた暴風雨に見舞われ、壊滅的な被害を受けて
 敗退しました。

 元(蒙古=モンゴル)の皇帝「フビライ・ハーン」は
 日本に蒙古の国書を送りました。
 一見すると「国交を結ぼう」という内容ですが、
 対等の立場ではなく「言うことを聞かないと兵を送るぞ」
 と、おどしの言葉が入っていました。 

 1268年国書は、九州の太宰府にもたらされ
 幕府をとおして朝廷に届けられました。
 当時の太宰府は中国・朝鮮をはじめとする、
 アジアに向けられた日本の玄関で、
 今で言うなら「外務省」にあたるところです。

 このころ蒙古は、東は高麗・中国から
 西はヨーロッパまでを領土とする史上最大の国でしたが、
 朝廷では連日会議をかさねて「返事をしない」
 つまり無視をするという結論を出しました。

 1274年、高麗をたった元・高麗軍は対馬、壱岐をおそい
 博多湾に集結しました。対馬・壱岐の人々のほとんどは殺され、
 わずかに生き残った人(主に女性)は、手に穴をあけられ、
 そこをひもで通して船のへりに鎖のように結ばれたと
 言われています。
 こうすれば日本軍が矢を撃てないからです。
 このような蒙古の残虐な行為は世界の至る所で行われ
 大変に恐れられていました。

 鎌倉幕府は第2回目の侵略にそなえて九州全土と
 安芸(広島県)の御家人に対して「異国征伐」
 の準備を命じ、「防塁」(ぼうるい)を築かせました。

 これが今日博多湾に残る「蒙古防塁」とか「石塁」と
 呼ばれるものです。

 1281年元軍は東路軍と江南軍の二手に分かれて日本に攻めて
 来ました。
 14万の兵士と軍船4400艘に対して、日本軍は全部で6万5千人
 くらいと言われています。
 
 しかし、港をうめつくしていた約4千艘の船を、
 台風がおそい、暴風雨にあった船はほぼ全滅という
 状態になりました。

 高麗史では、生き残りの兵19,379名と伝え、
 上級軍人の死亡率は70~80%。一般兵士の死亡率は80~90%
 という無惨な状態でした.

 嵐の去った翌日、戦意を無くした兵らは残った船で
 宋へ引き上げ、置き去りにされた兵は首をはねられたそうです。

 今でも博多周辺には元軍兵士の首を埋めたと言われる、
 蒙古塚とか首塚と呼ばれる場所が残っています。


 
  映画元寇
  
 
 ★☆ちょっと一言 ☆★ 

 
 蒙古の襲来で、もしも日本が侵略されていたら
 今、日本人はほとんど生き残っていないかもしれない
 と言われています。

 台風が「神風」と言われるのも頷けますが、
 国を守ろうとし勇敢に戦った鎌倉武士も
 素晴らしかったのではないかと思います。

 政治一つを見ても、日本人の心が失われつつある
 と言われる昨今、今一度日本の歴史を振り返って
 先人に学ぶことも大切だと思います。

   
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 急に冷え込んで来ました。
 一昨日まで半袖でも過ごせそうでしたのに、
 昨日は、綿入りのジャケットやストーブが必要なほど
 気温が低下しました。

 数日前、近所の畑に、つくしが出来ているのを発見し
 変な気候だなぁと感じていましたが、
 体も、気候の変化について行けるように
 常日頃から、体調の管理に気を配りましょう。
 

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