フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが ルーヴル美術館を訪れた時、 ベラスケスが描いたマルガリータ王女の 肖像画からインスピレーションを得て 作曲したと言われている曲が、 有名な、「亡き王女のためのパヴァーヌ」だそうです。 「亡くなった王女の葬送の哀歌」ではなく、 「昔、スペインの宮廷で小さな王女が踊ったようなパヴァーヌ」 だと言われているそうです。 晩年、ラヴェルが自動車事故により記憶障害が 進行してしまった際、この曲を聴いて 「この曲はとても素晴らしい。誰が書いた曲だろう。」 と言ったという逸話もあるのだとか。 「亡き王女のためのパヴァーヌ」