カナダ東部沿岸を繁殖地とする
タテゴトアザラシの赤ちゃんたちが、
冬季の海氷面積の減少に伴い
警戒すべきペースで死んでいると、
米デューク大学の研究チームが、警告を発しました。
米科学誌に発表されたデューク大学の
研究論文によると、北大西洋における
冬季の海氷面積は、衛星を使った調査が始まった
1979年以降、10年ごとに約6%減少しているのだとか。
これは、繁殖環境が消滅することによって、
生まれたばかりの赤ちゃんアザラシ全てが
死滅しつつあることを意味するそうです。
タテゴトアザラシ
デューク大研究チームは、
タテゴトアザラシの主な繁殖地となっている
カナダ東部セントローレンス湾の
1992~2010年の衛星写真を調査しました。
同湾沿岸で発見されるアザラシの幼体の死体数と
照らし合わせました。
また、地域における偏西風や低気圧の強さ・進路に
影響を与え海氷の形成にも大きく関係している
北大西洋振動と、死体数との間に関係があるか
どうかも調べました。
すると、北大西洋振動が弱かった年には
海氷の形成も少なく、
タテゴトアザラシの幼体の死体が多く
見つかっていることが分かったそうです。
タテゴトアザラシは授乳期が12日間と短く、
海氷が早春に溶けてしまう環境に順応した
生物種ですが、海氷そのものの減少に
適応できるかは不明だそうでず。
タテゴトアザラシは、体長オス190cm、
メス180cm。体重オス135kg、メス120kg。
メスよりもオスの方が大型になります。
成体の体毛は灰色で、暗色のアルファベットの
「U」の字を逆にしたような斑紋が入る
ことがあります。
この斑紋が竪琴のように見えることが
和名や英名の由来だそうです。
生後14日程までの幼体は全身が白い体毛で
覆われていますが、その後灰色の体毛に
生え変わります。
アザラシの種類は、全部で19種類です。
そのうち、1種類は絶滅しています。
日本に生息する、あるいは回遊してやってくる
アザラシは5種類で、水族館で飼育している
アザラシを含めると、日本では10種類の
アザラシが生活しています。
★☆ちょっと一言 ☆★
赤ちゃんは、動物も人間もかわいいですね。
赤ちゃんがどのように育つかは、
周りの環境はもちろんですが
親の育て方が大きく影響すると思います。
お父さんやお母さんの愛情をたっぷり受けて、
すくすくと育って欲しいですね。
さて、昨年、10年ぶりに赤ちゃんを
出産したひょうたん水愛用歴10年のNさん。
ひょうたん水のおかげで、
元気な赤ちゃんに育っているとの
ご報告を頂いています。
また、おっぱいが、長女の時よりも出る
と喜んでいらっしゃいます。