インドネシア・スマトラ島南端にある
ウェイカンバス国立公園のスマトラサイ保護区で23日、
絶滅危惧種スマトラサイの雄の赤ちゃんが生まれました。
飼育されているスマトラサイの出産は
この100年余りの間で4例目だそうです。
この赤ちゃんサイは、アンダトゥ(Andatu)
という名前がつけられました。
父親のアンダラス(Andalas)と母親のラトゥ(Ratu)の
それぞれの名前の一部を取ったものです。
そして、インドネシア語の「Anugerah Dari Tuhan」
(神からの贈り物)という意味も込められています。
英国のサイ情報サイトによると
飼育下でスマトラサイが生まれたのは
1889年以来112年ぶりだったそうです。
現在12歳のラトゥは、
この保護区で、1度目の妊娠は2か月、
2度目は1か月未満で流産していました。
今回は16か月の妊娠期間を経て出産しました。
東南アジアに分布するスマトラサイは、
密漁や生息地の破壊によって生息数が
過去20年で50%減少し、現在は200頭を下回る
と考えられています。
環境保護活動家らによると、
インドネシアでは毎年200万ヘクタールの森林が
失われていると言う事です。
スマトラサイ
スマトラサイは、体長240~320センチメートル。
体重800~1,000キログラムです。
サイ科としては皮膚が薄く、厚さ1.6センチメートル。
全身は耳介も含めて、粗く長い体毛で被われています。
出産直後の幼獣は体長90センチメートル。
体重25キログラムぐらいです。
角が工芸品とされたり、角に限らず血液や糞尿まで
薬用になると信じられています。
開発による生息地の破壊、角目的の乱獲などにより
生息数は激減しています。
1989年における生息数は536~962頭、
1995年における生息数は約300頭
と推定されています。
インドネシア政府によって保護が進められていますが、
飼育下での繁殖は難航している。
記録上、飼育下で繁殖に成功したのは、
今回の成功例を含めても、過去112年で4頭しか
存在しません。
絶滅危惧種ってたくさんいます。
アフリカゾウやキューバワニ、
モウコノウマ、タスマニアテビルなどなど
保護の為の活動をしていても
なかなか難しいようですね。
絶滅危惧種
★☆ちょっと一言 ☆★
動物たちとの、共存共栄ができたら
世界には、戦争もなくなっているかも知れませんね。
自然や動物に、人が与える影響は大きいです。
ひょうたん水は、
天然の材料を、必要な分だけ
一枚一枚、手摘みしています。
地球からの贈り物なのです。