マクドナルドのフライドポテトの原料は 多くの人は「ジャガイモ」「揚げ油」「塩」の 3つでできていると想像している事でしょう。 しかし、この度、なんと17種類もの原料で できていると言う事が明らかになりました。 昨年、米マクドナルド社がはじめたのが 情報公開キャンペーンでした。 マクドナルドはとかく悪評がついてまわっているので、 FacebookやTwitterで質問を集め、 消費者の信頼性を構築することを狙っての ことでした。 その一環で、同社はとうとうフライドポテトが どのように製造されているかと言う 企業秘密を開示し、 このたびその原料が明らかになったというわけです。 原材料は次の通り。 どんなものかが想像できないようなものが並んでいます。 ジャガイモ、 キャノーラオイル、 水素添加大豆油、 ベニバナ油、 自然調味料(植物由来)、 ブドウ糖、 酸性ピロリン酸ナトリウム(色の保持)、 クエン酸(保存料)、 ポリジメチルシロキサン(消泡剤)、 揚げ油(キャノーラオイル、コーン油、 大豆油、水素添加大豆油、 THBQ:tert-ブチルヒドロキノン、 クエン酸、ポリジメチルシロキサン)、 調味料(ケイアルミン酸ナトリウム、ブドウ糖、 ヨウ化カリウム) これらはあくまで米国のマクドナルドの 原料であるため、日本でも全く同じかどうかは 定かではありません。 ただ、やはり冒頭の3種でできているとは 想像しにくいと言う事です。 マクドナルドフライドポテトが出来るまで
マクドナルドのフライドポテトは、 色の変色を避けるために漂白し、 それにより「自然の糖分が除去」され、 その後、色を統一させるために グルコース(ブドウ糖)に浸される。 と言う事です。 またポテトが灰色にならないようにするための 原料も含まれています。 そして、揚げ油は「遺伝子組み換えのもの」 であり、安全性が疑われます。 「遺伝子組み換え食品」は、 EUでは全ての原料の表示が義務化されています。 しかし日本では、 「含有量の多い3番目まで、 かつ重量比5%以上の場合のみ表示」 「途中で分解されれば表示しなくてOK」 など、ほとんど消費者に役立たない 企業利益最優先の規制しかありません。 ですから、(遺伝子組み換えでない)と 表示されていても 実は使用されていることが普通にあるのです。 既に、私たちの食卓には、多くの 遺伝子組み換え食品が並んでいて、 消費されています。 次の商品が手元にある方は 成分表を見て下さい。 コーラ、発酵乳酸飲料、フルーツジュース、 清涼飲料、ポン酢などの調味料、 ドレッシング、パン、アイスクリーム、ケーキ、 缶詰、漬物、スポーツドリンク、 酒類、チューインガム、ジャム、 佃煮、練製品、粉末製品。 「ぶどう糖果糖液糖」又は 「果糖ぶどう糖液糖」「異性化糖」 なる文字が目につくと思います。 「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」 を総称したものが「異性化糖」です 。 異性化糖とは、ぶどう糖の一部を 果糖に転換(異性化)したもので、 砂糖液と同程度の甘味度があります。 その異性化糖の原料は90%以上が アメリカ産のトウモロコシから出来た コーンスターチで、 残り10%弱は国産のジャガイモデンプンと さつまいもデンプンです。 アメリカ産のコーンスターチは 輸入されているほとんど全量が 遺伝子組み換えされていると言われていますので、 かなりの量の遺伝子組換えトウモロコシが 異性化糖に化けて我々の食卓に 上っていると言う事です。 ある清涼飲料水の企業に「異性化糖」の 表示についてたずねたところ、 「異性化糖を作る過程で 遺伝子組み換えの成分は死んでしまうから 表示やホームページへの記載はしていない」 との回答があったそうです。 しかし、遺伝子組み換えの成分は 他の成分に混ぜた時点で 他の遺伝子にも影響を及ぼす事が知られていて メーカーの回答は不十分と言わざるをえません。 2000年6月3日の日本経済新聞によると、 キリンビールは遺伝子組み換えの トウモロコシを原材料に使わないとしたことで、 年間30億円のコストをかけているそうです。 安全な原料を使えばコストもかかります。 逆に言えば、遺伝子組み換えはコストが安い分、 安全とは言い切れないのに、 消費者にはそのリスクが知らされていないのです。 ★☆ ちょっと一言 ☆★ 「ひょうたん水」は清涼飲料水ですが 勿論、遺伝子組み換えの原料は使用していません。 ここ、大分県佐伯市「ひょうたん水の里」で、 手摘み、手選別、手洗浄しています。 放射能汚染の心配も御座いません。