米国では少なくとも年間200万人が 抗生物質に耐性を持つ感染症にかかり、 2万3000人がこの種の感染症で 死亡しているそうです。 この最新の調査報告は、 米疾病対策センター(CDC)より発表されました。 CDCによると、これらの数字はあくまで 控えめな試算でしかないということです。 病院で報告される感染症だけが試算に反映され、 介護施設や他の医療施設で発生する感染症は 含まれていないことが、 その主な理由として挙げられています。 これらの数字は、 抗生物質を使いすぎないことの重要性を 強調しています。
米ハーバード公衆衛生大学院と ロチェスター大学がおこなった 調査によると、 日頃から感情、特に怒りを押し殺している人は、 そうでない人に比べて若くして 死亡する確率が約35%も高いことが わかったそうです。 死亡原因別では、心臓関連の病気が47%増、 がんが70%増となっていたという事です。 この調査は、796人の男女を対象に 1996年から12年間に渡りおこなわれました。 調査開始当初の被験者の平均年齢は44歳で、 2008年には111人が心臓病またはがん などによって死亡していました。 怒りを表に出さないことにより 早死にする理由としては、 むしゃくしゃした感情の発散方法として お酒やタバコ、ジャンクフードなどに 走るため。 もしくは、 心にしまいこんだネガティブな気持ちで ホルモンバランスが崩れ、 心臓病やがんなどの細胞損傷による 病気をもたらすためだと考えられる そうです。 過去の研究でも、 怒りを表現することは、 ストレスによる精神への悪影響を減少させる 効果があることがわかっているそうです。 ネガティブな感情を表に出すのが 苦手という人も多いかもしれませんが、 心と体の健康のためにも上手な発散方法を 学ぶ必要があるようです。
英サイトDaily Mailに掲載されていた記事。 ビタミン等が体に良いのは 様々な研究で立証されています。 ところが、サプリメントに同様の 効果があるかどうか、 実は医学的にあまり証拠がないのだとか。 米シアトルのハッチンソン癌研究センターの アラン・クリスタル医師によれば、 「よほどの栄養失調状態でなければ、 ビタミンなどのサプリメントの効果は ほとんどない」 と言います。 それどころか、 「サプリメントの過剰摂取は 健康に害をきたす」 とも言っています。
うつ病患者が多い日本にも広く出回っている
「抗うつ剤」が、生態系に深刻な影響を
与える恐れがあることがわかりました。
米・ウィスコンシン大学の
科学者チームの研究によると、
抗うつ剤が混入している水中で育った魚は、
その行動や脳の構造に異常をきたすということです。
研究者たちは、主要な下水処理場から
2〜6マイル離れた水路から
コイ科の小魚であるヒメハヤを捕獲し、
その様子を観察しました。
すると、わずかに抗うつ剤が混入した水中でさえ、
オスのヒメハヤはメスに興味を示さず
単独行動を好み、獲物を捕まえようとするときも
動きが鈍いなど、全体的に繁殖力が低下しました。
さらに、ときにはメスを殺すなど
どう猛な行動をとる個体まで現れました。
さらに、一般的な水路に見られる程度まで
抗うつ剤の濃度を増してみると、
メスは卵を産む量が減り、
オスは攻撃的になりました。
また、若い個体においては、
脳の構造が変化していたということです。
なお抗うつ剤は、人間の排泄物や
薬品の廃棄によって水路に混入している
と見られており、
食物連鎖で他の生物へも影響が
広がっていくことなどが危惧されています。
今月から定期接種となった「子宮頸がんワクチン」の
副作用事例を収集している民間団体が8日、
ワクチン接種後に重い健康被害に苦しむ
中高生が出ているとして、
接種中止を求める嘆願書を厚生労働省に提出しました。
嘆願書を出したのは、
全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会です。
接種中止に加え、
・副作用に対応可能な病院などの情報提供
・事例の追跡調査と公表
・相談窓口の設置
・被害救済制度の充実
を要望しました。
同団体は記者会見を開き、
接種した女子生徒が体の痛みやけいれん、
歩行障害などの症状を示して入院するなどの
ケースが相次いでいるとして
「ワクチン接種の見合わせは急務」と訴えました。
厚労省によると、子宮頸がんワクチンで
平成21年12月発売の「サーバリックス」と、
23年8月発売の「ガーダシル」を接種したのは
昨年12月現在で計約829万人。
副作用報告は1166件あり、
うち101件が重症だったということです。
全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会