風習や慣習というのは、地域で様々ですね。
昨日18日は彼岸の入りで、
21日がお中日。24日が彼岸明けです。
一般の風習として、ご先祖様のお墓参りなどをし
春は牡丹の花にちなんで牡丹餅(ぼたもち)、
秋は萩の花にちなんで御萩(おはぎ)を
ご先祖様にお供えします。
同じ食べ物を、季節のお花で名前分けするのは
日本の情緒を感じますね。
我が家でも、小豆から餡子を作って、ぼた餅を
作ります。
微妙な味加減にプラスアルファーするのが
「ひょうたん水」です。
ちょっと、まろやかな味になって
美味しく感じるようになるのは、不思議です。
さて、春は「牡丹餅」、秋は「御萩」ですが、 夏と冬にも特別な呼び方があったそうです。 夏は「夜船」。
冬は「北窓」。 語源はと言うと、夜船・北窓ともに「つき知らず」。 おはぎは杵でお餅を搗(つ)くのではなく、 もち米とご飯を擂り潰して作ります。 だから、おはぎは「搗き知らず」。 夜船は、夜の船はいつ岸に着いたのか判らないから 「着き知らず」。 北窓は、北の窓はお月様が見えないから「月知らず」。 ということだそうですよ。
日本昔話「ぼた餅地蔵」