ローマの観光名所の1つ、 古代遺跡「ドムス・アウレア」(ネロ皇帝の黄金宮殿)で30日、 地下遺構の天井部分が約60平方メートルにわたって崩落しました。 長年の漏水が原因とみられるということです。 消防当局によると、この崩落によるけが人はありませんでした。 「ドムス」はラテン語で家屋または家庭を意味し、 「アウレア」はラテン語で黄金の意味です。 ドムス・アウレアはフレスコ画などが有名で、 1999年に一部が一般公開されて以来1日平均1000人の 観光客で賑わっていました。 しかし2005年、洪水による地下遺構の崩落が 懸念されたため閉鎖され、約1年後に再度公開されました。 今回の崩落部分は修復・補強工事のため閉鎖されていました
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/7106/domus2.html
ドムス・アウレアは、 ローマ帝国第5代皇帝ネロが建設した大宮殿で、 黄金宮を意味します。 64年に起こったローマ大火の後に、 ローマ市中心部に建設された広大な宮殿です。 このためネロは市民の大ひんしゅくを買いました。 ネロは名前を知られているローマ皇帝の中でも いちばん有名な人物ではないでしょうか。 書物や映画によって、残虐非道の暴君ネロという悪名が 広く知れ渡っています。 55年のブリタンニクスの殺害に始まり、 59年に実母小アグリッピナ、62年に妻オクタウィア、 65年にセネカを殺害、 加えて64年に発生したローマ大火の犯人として キリスト教徒を迫害したことから、 後世からは暴君として知られるようになりました。 新約聖書の『ヨハネの黙示録』に見られる獣の数である666は ネロの別名であるネロ・ケーザル(カエサル)を意味する とも言われています。 これは、ネロ・ケーザルはヘブライ文字では NRWN QSRと表記し、それぞれ50、200、6、50、100、60、200 の数を意味し、合計すると666になるためだそうです。(-_-;)? 皇帝ネロは「男性」と二回結婚しています。 一回目は男性として花嫁衣装に身を包んだ スポルス・サビナと荘厳な式を挙げ、 彼を女王と呼ばせました。 二度目は、ネロ自身が花嫁になってピュタゴラスという 男と結婚式を挙げています。 何だか、変わっていますよね。