米紙ウォールストリート・ジャーナルは31日、
東京電力福島第1原子力発電所の防災計画は
全く不十分だったと報じました。
事故対応のために同発電所に配備されていたのは、
衛星電話1台と、担架1台などで、
福島第1原発の防災計画書は
比較的小規模の事故を想定したものでしかなかった
ということです。
過去に、国内や他国でも事故が起こっている
にもかかわらず、あまりにお粗末な体制が、
多くの人々を危険にさらしていると言う事です。
今こそ、原子力発電について
国民が正しい認識を持つ時なのだと
思います。
東京電力福島第1原子力発電所の事故による
食品の放射能汚染に対する恐怖から、
米国の放射線検出器(ガイガーカウンター)
販売業者に世界から注文が殺到しています。
福島原発から放出された放射性物質が
世界中に拡散するのではないかとの
懸念が高まる中、特に環太平洋諸国の
人々がわれ先にと買っているということです。
日本から部品や食料を輸入しているメーカー
から日本政府の発表に不信感を持つ人まで
幅広い層が購入しているのだとか。
スマートフォンサイズの
携帯型の機種は250~800ドル
(約2万1000円~6万6000円)で、
使い方も簡単で信頼性も高いそうです。
メーカー側は、在庫薄になっているため
購入者に、自分の周りの放射線レベルを
計測して公開するよう呼び掛けています。
国内放射線監視モニター↓
http://pow-source.com/311/
★☆ちょっと一言 ☆★
今、被災地の女子中高生に、大人気なのが
自衛隊員だそうです。
日夜、復興支援に奔走する若い自衛隊員たちは、
雪が降るなか、被災者と一緒に救援物資を運んだり、
被災地で助けてくれて、
文句ひとつ言わず黙々と働く姿がカッコイイ。
頼れるスーパーマンみたい!
と、今や女子中高生たちのアイドル状態
なのだとか。
隊員のその姿が、辛い避難生活の
一時の安らぎになっているのかもしれません。
自衛隊員の被災者の人たちの心情に配慮した心配りには
本当に頭が下がります。
彼らは、高速のパーキングエリアで
缶詰やパンの食事をとり、つかの間の休憩をしています。
東北出身で自身も被災し家族が行方不明の隊員もいます。
けれども、被災隊員が地元での作業で、
避難者名簿を見ることもしません。
何故なら、自分の家族を探す姿が
住民に不安を抱かせることになるからだそうです。
1人1台のハイヤーをあてがわれている全国紙記者たちや、
被災者の目に見える場所で、エンジンふかしっぱなしの
車内で暖を取り、豊富な食料を食べている
テレビクルーたちは、地元被災者の方にどのように
見られていることでしょうか。
TVのCMではないですが、
救援活動をされている方々の
本当の思いやりや、暖かい心は、
きっと被災地の方々に伝わっていると思います。
一日も早い復旧をお祈りいたしております。