ぬかるみの中で戦う「スワンプ・サッカー」の
世界大会「スワンプ・サッカーW杯」が
25、26日の両日、英北部スコットランドの
エジンバラで開催されました。
内外から集まった約500人の選手たちが
泥まみれになってボールを追いかけました。
スワンプ・サッカーのルールは
一般的なサッカーと似ています。
ただし、ピッチは美しい緑の芝ではなく、
水を含んでぐちょぐちょになった泥の上です。
この泥沼、穴のように深い場所と
そうでもない場所があります。
華麗なプレーで、観客を魅了することは
不可能ですが、ボールがはねたり、
選手たちがピッチに倒れ込むたびに
飛び散る泥を観客たちも浴びて、
一緒に競技を体感できると言うことです。
スワンプ・サッカー
スワンプ・サッカーの誕生は1998年だそうで、
最初の国内選手権トーナメントが
一人のフィンランド人によって企画されました。
元はフィンランドのスキーヤーが
雪の無い夏の間に行う体力増強と持久力強化の
訓練の方法として考えられたものだそうです。
1999年にはヨーロッパ選手権となり、
2000年には世界選手権の第一回が開催されました。
ピッチは約60×35メートル、
試合時間は13分ハーフの26分です。
メンバーはゴールキーパーと他に
5人のプレイヤーからなります。
交代は自由ですが、
ピッチには4人は残らなければなりません。
混合チームの場合には、女性2人は
同時にピッチにいることが必要です。
オフサイドがない、ペナルティーキックや
コーナーキックなどは手づかみキックとするなど、
独自のルールもありますが、
技術よりも体力勝負が基本です。
またゲームの間にシューズを変えてはいけない
という面白い決まりもあります
冬季には深雪サッカー「Deepsnow Soccer」選手権が
行われると言うことです。
深雪サッカー
★☆ちょっと一言 ☆★
楽しみながら運動をして、
体力がついて健康になるのは良いですね。
泥んこと言えば、
「田植え」もそうですが、
膝下まで泥に埋まった足を引き抜きながら
歩くと言うだけで、とても体力が要ります。
大丈夫と思って無理をしすぎて、
足腰を痛めたり、アキレス腱を切ってしまった
と言う話も聞いた事があります。
何事も、用心をして、準備体操やストレッチ
などをしてから取り掛かることも大切かもしれません。