皇居・宮殿に近い二重橋堀などで、
絶滅危惧種の水草「ツツイトモ」が大繁殖しています。
細い茎が伸びて水面に茂り、
ゴミが絡まるなど景観を損なっているのですが、
希少なだけに、根を残して茎の先だけを刈り取る
という、慎重な作業が行われているそうです。
ツツイトモはヒルムシロ科の沈水植物で
池沼や河川、水路に生育します。
環境省のレッドデータブックで
「絶滅の危険が増大している種」という
絶滅危惧II類に分類されています。
環境省の皇居外苑管理事務所によると、
ツツイトモは以前から桜田門に近い
桜田堀や同堀と繋がる二重橋堀に生息しているが、
今年は両堀で大繁殖したということです。
関係者を悩ますツツイトモですが、
悪いことばかりではありません。
ツツイモトは、プランクトンの発生を抑え、
水質にはプラスの効果があると言う事です。
そのため、昨夏は猛暑と渇水で
プランクトンが大発生し、水が茶色く濁ったのですが、
今年はツツイトモのおかげで透明に近いのだとか。
ツツイトモの日本のレッドデーター↓
http://www.jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06050045106
二重橋は、皇居正門から宮殿へ向かう途上、
二重橋濠に架かる鉄橋で、本来の名称は
正門鉄橋といいます。
皇居の入口には皇居前広場側から見て、
石で造られた手前の「正門石橋」と、
鉄で作られた奥の「正門鉄橋」という2つの橋があります。
「二重橋」とは、本来は奥の正門鉄橋の呼称です。
正門(江戸城の西の丸大手門)は普段は閉じられており、
天皇の即位大礼、天皇、皇后、皇太后の大葬儀など
特別な行事のある時や国賓来訪の際以外は使われません。
使用される時は皇居前広場~正門石橋~正門~
正門鉄橋~宮殿というルートをたどります。
奥の鉄橋は、江戸城の西丸下乗橋のあった位置で、
木造橋時代に橋桁が上下二段に架けられていたので、
「二重橋」と呼ばれるようになったそうです。
現在の鉄橋は昭和39年に架け替えられたもので、
橋桁は二重ではありません。
手前の石橋は江戸城の西丸大手橋があった位置で、
現在の石橋は明治20年の建造です。
二重アーチ構造であることから、
「この石橋が二重橋である」との誤認が多いのだとか。
皇居は、天皇の平常時における住居で、
東京と京都に所在しますが、一般には東京の皇居を
指す場合が多いです。
京都御所
また、御料牧場は、皇室で用いられる農産物を
生産している日本の農場(牧場)で、
宮内庁が管轄しており、当初から一貫して
有機農業が行われています。
明治8年9月、大久保利通によって
千葉県成田市に宮内庁下総御料牧場として
開設されたのが始まりです。
昭和44年8月、成田空港建設計画に伴い、
栃木県塩谷郡高根沢町に移転しました。
御料牧場
http://www.47news.jp/movie/special2011/post_786/
★☆ちょっと一言 ☆★
農産物の放射能汚染が心配されていますが、
御料牧場の家畜や農産物は大丈夫でしょうか?
そういえば、最近は、以前ほど
放射能の影響が騒がれなくなっているように
思います。
先日も、千葉県の早場米の収穫後の検査で、
放射性物質は検出されなかったと
発表していました。
安心安全の食生活は
何よりも望まれるところですね。
食べ物飲み物に、
ひょうたん水をかけたり、数滴入れて
飲食されることをお勧めします。