年末になると、各地でベートーヴェンの交響曲第9番が 演奏されます。 全体で約70分に及ぶ演奏時間にかかわらず、 声楽パートが用いられるのは第4楽章(終わりの約20分) だけで、この部分が有名ですね。 歌詞は、シラーの詩作品「自由賛歌」がフランス革命の 直後にドイツの学生に歌われていました。 詩を書き直し「歓喜に寄せて」にしたところ、 これをベートーベンが歌詞として引用書き直しました。 一説にはフリーメイソンの理念を詩にしたものだとも 言われています。 ベートーヴェンは生涯にわたってシラーの詩集を 愛読したそうです。