富山県小6年の松本奈菜花さん(12)が
「ヨーロッパ国際ピアノコンクール in japan」の
小学5、6年部門で金賞を受賞しました。
「花は優しくきれいだけど茎はしっかりしている、
チューリップのような音を目指したい」
と将来の夢を語ったそうです。
多くのピアノコンクールに出場してきて、
これまでは、技術力を高く評価する日本人の
審査員が多かったが、
今回のコンクールではヨーロッパの音楽家の
審査員が多く、表現力が重視されたと言う事です。
ピアノ講師である母親との二人三脚の練習の成果だと
言う事です。
「ヨーロッパ国際ピアノコンクール in japan」は、
国際的に活動する日本人ピアニスト杉谷昭子さんが
2010年にヨーロッパ・ピアノ協会を設立し、
低年齢化と共に正確で抜群の超絶技巧を追求する
昨今のコンクールよりも、音楽性の豊かさと円熟度を
重視する方針で選考することを目的として創立した
ピアノコンクールです。
杉谷昭子(1943.2.25~)さんは
和歌山県和歌山市出身で、東京芸術大学卒業後、
1976年ケルン音楽大学大学院修了。
旧西独演奏家国家試験で1等賞を獲得しました。
ブラームスのピアノ協奏曲第1番の演奏が、
大手マネージャーに認められ、
デュッセルドルフでデビューしました。
1971年エッセンフォルクヴァングコンクール優勝。
72年マリア・カナルス国際コンクール2位。
ミラノ音楽祭出演。
73年ヴィオッティ国際コンクール銀賞。
国内外でのCDも多く、現在は、日本とドイツを中心に
演奏活動を行っています。
また、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の
トップメンバーと室内楽の演奏会を各地で展開して
います。
★☆ちょっと一言 ☆★
技術力よりも表現力を重視する。
と言う音楽の事ではありますが、
ほかの事に言い換えれば、
見かけよりも心を大切にすると
言えるではないでしょうか。
日本人の心が失われてきていると
外国から批判されることもある今日、
指導者となる、親や教師が、今以上に
心を育てることを重視して
子供たちに向き合うべきなのかも知れませんね。