万里の長城の総延長は21196キロで、 いままで考えられていたよりも 2.4倍長かったそうです。 17日、「チャイナ・デイリー」が中国文化部の 行った調査の結果として伝えられました。 いままでは、8851キロとされていました。 いままでの試算は明王朝の時代に立てられた 部分のみだそうですが、今回は他の時代に 立てられた部分をすべてあわせた結果だそうです。 万里の長城
仏パリの観光名所エッフェル塔で、 展望台行きのエレベーター3基のうち 北側の1基が故障しました。 西側のエレベーターは改修中で、 現在、運行しているのは東側のエレベーター 1基のみだそうです。 エッフェル塔は毎日2万人の観光客が訪れるそうですが、 1基だけではこの約6割程度しか輸送できず、 塔の前には長い行列ができているそうです。 エッフェル塔の切符売り場には、 歩いて登る専用の入口があり、延々と続く階段を 登る観光客も多いと言う事です。 普段でも、エレベーターを使用するには 1~2時間待ちと言う事はよくあるそうです。 人気のある観光地では、体力と忍耐が必要ですね。 エッフェル塔
イタリア・ヴェネツィアの観光名所「ため息橋」と、 連結するドゥカーレ宮殿の外壁の修復工事が 完了しました。 3年がかりの修復プロジェクトは、 2007年にドゥカーレ宮殿の外壁からはがれ落ちた 大理石の破片が高齢のドイツ人観光客の足に あたってけがをした事故がきっかけで始まりました。 汚れを落とす作業と、石灰岩の復元にかかった総工費 280万ユーロ(約3億円)の半額は、修復中の橋と 周囲の建物を覆った巨大看板の広告費で まかなわれました。 カップルに人気のスポットとなっている 「ため息橋」は、17世紀初頭、ドゥカーレ宮殿と 監獄との間にかけられた小さな橋です。 橋をわたって監獄に向かう囚人が、 最後の景色を眺めながらため息をつくという 言い伝えからその名がつきました。 ため息橋をわたった囚人たちの中で最も有名な人物は、 「女たらし」の代名詞、カサノバだそうです。 1755年にとらえられましたが、15か月後に修道僧の 助けを得て脱出に成功したと言われています。
ドゥカーレ宮殿
ペルー・アンデス山脈の海抜3700メートルの高地に 2.4平方キロにわたって広がる、 1600年前の石造遺跡群「マルカワマチュコ」。 インカ帝国以前のこの遺跡は 長くその存在を忘れ去られていました。 謎に包まれたその姿が徐々に明らかになるにつれ、 世界遺産「マチュピチュ遺跡」級の 一大観光地になるのではないかと 地元の注目を集めています。 長い年月の風化にさらされてはいるものの、 石碑に似た建造物や、高さ10~15メートルもの外壁、 回廊や長方形の広場、居住施設、 祭壇のある宗教施設などが今も存在しています。 「外敵を防ぐため高地に建造された、 壁に囲まれた石の要塞」だという説もあります。 マルカワマチュコ
ユネスコの世界遺産に登録された 仏南西部サンテミリオンの市長が、 市の赤字返済のために同市の中世建築を 売り払ったそうです。 売却されたのは、スパークリングワイン製造元が 使っていた14世紀のコルドリエ修道院です。 サンテミリオンの貴重な中世建築の城壁などの 維持や修復には膨大な費用が掛かり 市にはそれをまかなう資金がないのだとか。 市議会もこの売却を、歴史地区の保存のために 必要な資金を調達する手段として支持したものの、 今後の資金調達については戦略を再検討し、 別の方策を考案することを約束したそうです。 サンテミリオン
ロシア・バレエとオペラの殿堂、 国立ボリショイ劇場本館の約6年間にわたる 大規模修復工事が終了しました。 修復によって現在の同劇場が開館した 19世紀当時の内装が蘇った一方、 舞台装置などにはさまざまな新技術が取り入れ られたそうです。 ボリショイ劇場は火災による消失を経て 帝政期の1856年に再建されました。 建物の老朽化も進んでいたため、 2005年7月から大規模修復が行われていました。 ホールやロビーの修復では壁画やシャンデリアなど 細部にいたるまで19世紀当時を復元するため、 約1千人の専門家を投入したそうです。 また、舞台には7面の可動方式が導入されて 多様な演出に対応できるようになったほか、 地下にはリハーサル・ホールなどが新設されました。 今回の修復では工期が予定の2倍に延びたほか、 総工費も当初計画の16倍となる200億ルーブル (約500億円)以上に膨らんだそうです。 劇場本館は28日、特別コンサートで再オープン するということです。 ボリショイ劇場修復
イタリア・ローマの人気観光名所、 ナヴォーナ広場にある歴史的建造物 「ムーア人の噴水」の一部が3日早朝、 何者かに破壊されました。 イタリア警察が、監視カメラの映像を 頼りに犯人を追っています。 警察によると、監視カメラの映像には、 濃い色の上着にジーンズ姿の45歳前後と 見られる男が泉に入り込み、 大きな石を手に噴水内の像や 小さな彫刻類を壊す姿が映っていた ということです。 広場南端にある「ムーア人の噴水」は 底にピンク大理石が敷かれ、 イルカと格闘するムーア人の銅像の周囲を、 4対の海の神トリトン像が取り囲んでいます。 イルカとトリトンは1575年にジョコモ・デッラ・ポルタが デザインしたもので、その後1653年に、バロックの時期を 代表するイタリアの彫刻家、建築家で画家の ジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって ムーア人の銅像が付け加えられました。 オリジナルの像は1874年、修復のために市内の ボルゲーゼ公園に移され、現在の泉に設置されて いるのはその時作られた複製だそうです。 被害は限定的で、破壊された部分も全て 回収できているので、恐らく元通りに修復 できるだろうと言う事です。 ムーア人の噴水
世界遺産に登録勧告されている 「平泉の文化遺産」(岩手)の一部となる 毛越(もうつう)寺庭園内の池の立石が 傾いているのが見つかり、文化庁が1日、 発表しました。 東日本大震災の余震の影響とみられます。 文化庁によると、立石は高さ約2.3メートルで、 地表との間に5センチ程度の隙間が確認されました。 文化庁は「登録勧告への影響はないと考えている」 としています。 東日本大震災の影響は、様々な所で これからも出てくるかもしれませんね。 毛越寺
ロンドンで建設中の英国一の超高層ビル 「ザ・シャード」の72階に、 2週間近くキツネが暮らしていたことが わかったそうです。 キツネは、このビルの72階で暮らし、 およそ2週間にわたってビルの中を 逃げ回りましたが、ついに捕獲されました。 救助者らに「ロメオ」と名付けられたこのキツネは、 捕獲されて、動物保護センターで医療検査を 受けましたが、けがもなく健康状態も良かったため、 ビルの近隣の地上に放されたということです。 ザ・シャード
建築界のノーベル賞にも例えられ、 建築家にとって最高の栄誉である 2010年の「プリツカー建築賞」の受賞者に、 日本人建築家の妹島和世氏と西沢立衛氏が選ばれました。 2人が共同で設立した設計事務所「SANAA」が手がけた 建築プロジェクトが評価されたということです。 授賞式は米ニューヨークで5月17日に行われ、 賞金10万ドル(約930万円)が授与されます。 妹島、西沢両氏の作品には、 長野県の小笠原資料館、 石川県の金沢21世紀美術館 米オハイオ州にあるトレド美術館のガラスパビリオン、 オランダ・アルメラの複合文化施設、 ニューヨークのニューミュージアム現代美術館 などがあるのだそうです。