米ミズーリ大学博士号取得候補者である ゲアリー・C・グリック氏が 明らかにしたところによると 母親のネガティブな人付き合いの仕方は、 思春期の子どもにそのままコピーされる のだそうです。 多感で影響を受けやすい思春期の子どもは まさに母親の生き写しで、 「たとえば母親が自身の友達と 派手にけんかすると、 そのやり方が正しいと、 またはこれが普通なんだと 子どもの中にインプットされてしまう」 と言う事です。 更に思春期の子どもは 母親が大人同士けんかしているのを見て 反発を覚えると、 それが不安神経症やうつを引き起す 可能性もあるのだとか。 今回の調査は10歳~17歳の子どもを対象に行われ、 子どもとは別に母親にも自らの友人関係について 質問したそうです。 その結果、母親が胸を張れるであろう、 友人関係のポジティブな面というのは 皮肉にも子どもにはあまり影響せず、 一方で子どもは、母親の持つネガティブな 人間関係や敵対関係ばかりを 真似る傾向にあると判明したと言う事です。
米デラウェア大学のブライアン・N・バーダイン氏ら の研究が、学術誌『Child Development』に 掲載されました。 その内容は、 社会経済的地位の違う3歳児100人以上を対象に 空間認識能力と数学の能力について 研究を行ったものです。 子どもたちの空間認識能力は、 形や大きさの違う積み木を組み立てていく様子から、 数学の能力は簡単な足し算や引き算などをもとに 査定しました。 その結果、組み立てられた積み木の形を真似て、 自分でも同じ形をつくることができる子どもは、 数学の能力が格段に高いことが明らかになったそうです。 また、積み木やレゴなどのおもちゃに 触れることが少ない子どもは、 空間認識能力が低いことがわかったのだとか。 これまでの研究で、 積み木やパズルなどの遊びは 子どもの空間認識能力を鍛え、 中学や高校で学ぶ数学の複雑問題を説くのに 役立つことが判明していました。 しかし、3歳児のときから その差が出ていると証明されたのは 今回が初めてだそうです。 小学校入学前の幼い子供には、 積み木やレゴなどのブロック遊びを させる事が、数学の能力をつける事に 繋がるのではと言う事です。
コロンビアで行われた
「第54回国際数学オリンピック」(IMO)に 出場した日本の高校生6人が 全員銀メダルを受賞しました。 と文部科学省が発表しました。 つい先日も「国際生物学オリンピック」で 高校生4人全員がメダリストになっっていますが、 それに続く朗報となりました。 IMOは1959年から開催されている歴史ある大会で、 世界各国の数学的才能に恵まれた若者を見出し、 その才能を伸ばすことを目的としています。 日本は1990年から参加しており、 毎年6人の高校生を派遣しています。 今回、銀メダルの栄誉に輝いたのは、 早稲田高等学校2年の上苙隆宏さん、 福岡大学附属大濠高等学校 2年の金城翼さん、 灘高等学校3年の中川雅洋さん、 筑波大学附属駒場高等学校2年の野村建斗さん、 筑波大学附属駒場高等学校3年の増田成希さん、 東京都立新宿山吹高等学校3年の山下 真由子さん です。 今大会は97か国528人が参加。 大会は2日間にわたって行なわれ、 9~13時半までの4時間半で 1日3問の筆記問題に取り組み、 その得点合計で競う個人戦となっています。 競技中は電卓などの使用はもちろん、 選手同士の会話も禁止されているということです。 成績上位から12分の1が金メダル、 12分の2が銀メダル、 12分の3が銅メダルを獲得します。 国別ランキングで日本は11位でした。
米ラッシュ大学医療センターの
ロバート・ウィルソン氏によると、
本を読んだり、書いたりといった脳への刺激は
年をとってからの脳の健康に
大きな影響を与えることがわかたそうです。
同氏は294人の被験者に対し、
平均89歳で亡くなるまでの6年間、
毎年記憶力と思考力を測るテストを実施しました。
また読書習慣や書く習慣の有無、
子どもの頃から現在に至るまで脳を刺激し、
鍛えるクラスに参加したことが
あるかを訊ねたということです。
そして、被験者の死後、彼らを解剖し脳内に
認知症を示す病班やプラーク、
老廃物がないか調べました。
その結果、子どもの頃や年をとってから
脳を刺激する活動に参加していた人は、
生涯にわたり何もしてこなかった人に比べ、
記憶力の低下が15%程度抑えられていました。
今回の調査で、子どもの頃からの
読み書きに関する習慣が、
年をとってからの脳の健康を
いかに左右するかが証明されました。
また高齢になってから日々積極的に
脳を刺激していると、
精神的退化を32%も遅らせることができ、
逆に何もしないと48%も退化スピードが
速まることもわかっているそうです。
「人間計算機」として知られる
「数学の神様」シャクンタラ・デビさんが、
インド南部バンガロールの病院で死亡しました。
83歳でした。
デビさんは約10日前、
呼吸機能障害により、病院に搬送されました。
デビさんは、複雑な暗算をこなすことで
有名でした。
デビさんの父親は、サーカスの団員で、
カードゲームをしていた時、
当時3歳だったデビさんに
計算の才能があることを発見したそうです。
デビさんは6歳の時、
マイソール大学で初めて人前で
計算能力を披露しました。
デビさんは、13ケタ×13ケタの掛け算を
8秒で行い、210桁の数字の21乗根を
求めることもできました。
42桁の数字の20乗根は、
数秒で計算したほか、曜日の計算も
一瞬にして行いました。
デビさんは、ギネスブックに記載されているほか、
書籍も執筆しています。
犬も努力したかいがあって、 車の運転が出来るようになりました?? 飼い主の合図をよく聞いて ハンドルやギアを動かします。 お利口さんのワンちゃんの映像です。 車を運転する犬↓(意:音が鳴ります) また、大分県ひょうたん水の里の近くでも 牛を散歩させるお利口なワンちゃんが・・・ 牛を散歩させる犬↓(意:音が鳴ります)
アメリカでは公立学校の教育費が削減され、
音楽、体育、美術の授業が
削減される状態だそうです。
体育は選択制になり、
学校によっては授業を行わず、
その分の時間を国語や算数に
当てている場合も多いのだとか。
その様な学習状態の中、
ネブラスカ州のリンカーン市の
非営利団体の代表と、
複数の公立学校等の研究者が共同で、
市内の公立学校4年生から8年生を対象に、
2010年から2011年の行われた
標準テスト(算数と国語)の点数と、
有酸素運動への適応度および
肥満度指数(BMI)との関係を
調査・分析しました。
その結果、有酸素運動への適応度が高く、
体力のある子どものほうが、
そうではない子どもより
標準テストで合格点を獲得する確率が
2.2倍から2.4倍高くなることが
分かったそうです。
これは体育を削って
算数や国語の授業を増やしても
逆効果に成りかねないことを
示唆しているそうです。
この結果を受け、これまで削っていた
「休み時間」を復活させた学校も
あるのだとか。
子どものころから運動を習慣化することで、
鬱病やアルツハイマー等の精神疾患の
予防にもつながるそうですよ。
米ニューヨークで24日、 毎年恒例の「全米記憶力選手権」が開催され、 フロリダ州出身の登山家ネルソン・デリスさん(27)が 昨年に続き2年連続で優勝しました。 参加者は14~59歳の人々で、 職業も無職からコンピューターのプログラマー、 看護士、テレビ司会者と様々でした。 顔写真と氏名99人分、50行の詩、 シャッフルされたカードの順番などの記憶に挑戦しました。 会場には400人以上の観客も詰め掛けたそうです。 優勝したデリスさんは、ランダムな数字の並びを 記憶する競技で、303桁の数字を5分間で 覚えることに成功し、自ら打ち立てた記録を更新しました。 今年で第15回を迎える同選手権を創設した 米IBM元幹部のトニー・ドッティーノ氏は、 身体の他の部位と同じように脳も鍛えれば向上する と示すことが選手権の目標だと言い 次のように語りました。 「(脳が)運動することで脳は実際に大きくなる。 脳細胞は生涯を通じて成長するのだ」 「妄信の最たるものは、卓越した記憶力は 天性のものというものだ。 (記憶力は)誰でも訓練可能なスキルなのだ」 また、記憶トレーニングのある指導者は、 多機能携帯電話などの機器使用の氾濫で 自分自身の脳と記憶をテクノロジーに 外部委託しているようなものだと嘆いています。 暗記って簡単?
英教育専門誌が6日、 今年の「世界大学ランキング」を発表しました。 8年連続で首位の座を守り続けてきた 米ハーバード大は、初めて2位に転落しました。 初王者に輝いたのは米カリフォルニア工科大です。 ハーバード大は2位を米スタンフォード大と 分け合いました。 ランキングは研究論文の引用された頻度や スタッフ1人当たりの学生数など13の要素を基に 順位を付けたと言う事です。 上位200校に入った日本の大学は5校で 昨年と同数でした。 また、30位に入った東京大(昨年26位)が 34位の香港大(昨年21位)を抜いて アジアのトップを回復しました。 東大以外で200位に入った日本の4校は、 京都大(52位)、東京工業大(108位)、 大阪大(119位)、東北大(120位)です。 上位200位のうち、国別で最も多かったのは 75校の米国で、2位は32校の英国でした。 3位はオランダ、4位はドイツ、5位はカナダ、 6位はスイス、7位はオーストラリア、8位は日本、 9位はスウェーデン、10位はフランスでした。 カリフォルニア工科大
タイで、高校教師らが担当科目の試験を受けたところ、 あまりの落第率に驚いているそうです。 これは、タイの教育省が行った初の試みで、 全国の教師と校長8万4000人以上が参加しました。 落第率は、コンピューター科目が約88%、 数学84%、生物86%、物理71%でした。 また、参加した校長約3万7500人のうち 約95%が、英語と科学技術で合格点を取れませんでした。 教師がこのような状況なのに、 生徒の学力を上げることが出来るのでしょうか? 日本でも、教師の質が問われていますが、 教師の試験と言う試みは必要かもしれませんね。